こんにちは、マツケンです。
初日って色々覚えること多いので、給料システムまで把握できずに体験しちゃってる未経験の方って意外と多いんじゃないでしょうか?
給料システムが理解できないとお店の比較も難しいですし、結構損しちゃってます。
今日は、キャバクラで採用されている主な給料システム3種類をご紹介します。
何それ??っていう人は下の記事を先に確認してください。
キャバクラの給料の構成
キャバクラ未経験の方の一番気になるところは、やっぱり給料じゃないですか?今日はキャバクラの給料について全力で説明します。
キャバクラの給料は次のように構成される。
①時給+②バック-③雑費、送迎代-④源泉徴収=手取り
順番にみていきます。
①時給は成績によって変動
お店によってシステムは異なります。タイトルにもあるように、代表的なものを、ここでご紹介します。
ポイントスライド制
本指名や場内指名、同伴などの本数をポイント換算し、その合計ポイント数で時給がスライドで変動するシステムです。
多くのお店で採用されている給料システムです。集計する期間はお店により異なります。
月1回の締日のお店もあれば、15日と月末の月2回締日のお店もあります。
0P~9P 時給3,000円
10P~19P 時給3,400円
20P~29P 時給3,600円
30P~39P 時給3,800円
40P~49P 時給4,000円
50P~59P 時給4,300円
60P~69P 時給4,600円
本指名1時間ごとにポイントがつきます。例でいうとお客さんが延長して3時間いれば、そのお客さんだけで3Pになります。
本指名のみしかポイントがつかいないお店も多いです。スライドの上がりやすさにもよるので、どちらが得とは一概には言えません。またお客様が何時間いても1Pしかつかないお店もあります。
売上スライド制
本指名の売上合計によって、時給がスライドで変動するシステムです。
ポイントスライドのポイントを売上に置き換えるだけです。
0万~9万 時給3,000円
10万~19万 時給3,400円
20万~29万 時給3,600円
30万~39万 時給3,800円
40万~49万 時給4,000円
50万~59万 時給4,300円
60万~69万 時給4,600円
このように売上をあげればあげるほど、時給がスライドであがっていきます。
客数が少なくても一発逆転が狙えるシステムです。
売上&ポイントスライド制
東京に多いシステムです。大阪ではあまり見られません。
客数、売上双方でバランスよく評価されるシステムです。
ポイントスライド制では、本指名1時間につき1Pでしたが、こちらでは本指名客1人につき1Pです。何時間いても1Pです。
そのかわりに本指名の売上1万円ごとに1Pが獲得できます。その獲得ポイントによって時給がスライドで変動します。
②バックは多種多様です。お店によって金額や種類も大きく異なります。
本指名バック・・・500円~1,500円の幅が一般的ですが、1,500円以上の高級店も多数存在します。
場内指名、場内延長バック・・・本指名バックの半額程度ですが、そもそも無いお店のほうが多数派かもしれません。
ボトルバック・・・ボトルの料金の10%から15%が一般的です。
ボトル料金によってバック率を変動させているお店もあります。
※本指名のお客さんがおろしたボトルに限られます。
同伴バック・・・2,000円~高いお店で5,000円くらいまで。2セット以上いることが条件になっているお店も多いです。
売上バック・・・本指名の売上に対して、数パーセントのバックです。高級店に多いです。
ドリンクバック・・・関西では安キャバくらいにしかありませんが、東京ではちらほらある印象です。1杯あたり200円くらいです。
③雑費、送迎代
雑費1日につき500円~1,000円 送迎代1回500円~2,000円、これくらいが相場です。
関西よりも関東のほうが高い傾向にあります。送迎代は距離によって金額がかわります。
④源泉徴収
源泉徴収(げんせんちょうしゅう)は給与・報酬などの支払者が、給与・報酬などを支払う際にそれから所得税などを差し引いて国などに納付する制度である。 引用:wikipedia
なんだか難しいですね。
簡単に説明すると、皆さんが本来納付すべき税金を会社がかわりに受け取って、皆さんのかわりに会社が納付する、そういうシステムです。
個人個人に任せると税金の徴収が難しいので、会社が徴収してまとめて納付してくださいねって事です。
では、徴収される金額を見ていきましょう。
源泉徴収すべき所得税及び復興特別所得税の額は、報酬・料金の額から同一人に対し1回に支払われる金額について、5千円にその報酬・料金の「計算期間の日数」を乗じて計算した金額(同月中に給与等の支払がある場合には、その計算した金額からその計算期間の給与等の支給額を控除した金額)を差し引いた残額に10.21%の税率を乗じて算出します。
この「計算期間の日数」とは、「営業日数」又は「出勤日数」ではなく、ホステス報酬の支払金額の計算の基礎となった期間の初日から末日までの全日数です。
(例)
ホステス報酬の支払金額の計算の基礎期間3月1日から3月31日(31日間)営業日数25日間、3月分の報酬75万円を支払う場合
(75万円―15万5千円)×10.21%=6万749円(1円未満端数切捨て)
※15万5千円=5千円×31日
源泉徴収すべき所得税及び復興特別所得税の額は6万749円になります。 引用:国税庁ホームページ
このように源泉徴収額の計算はややこしいので、水商売では給料の10%を源泉徴収されるのが一般的です。
たまに
- 昼の会社にばれるんじゃないか
- 扶養を外れるんじゃないか
と心配される人がいますが、自分でわざわざ確定申告しない限りはそういった心配はいりません。
【税金】水商売の人、キャバ嬢は確定申告するべき?しないべき?税理士の先生に聞いてきた
給率制
給率制について説明します。
大阪では北新地のほとんどのお店、東京では新宿や六本木の一部のお店で採用されています。
給料÷本指名売上×100=給率(%)となります。
※店によっては本指名売上÷給料×100で給率としているお店もあります。
この給率によって、バックがついたりつかなかったり、場合によってはペナルティーが課せられます。
例1)赤字キャストの場合
お給料が70万円でした。
その月の本指名の売上が50万円でした。
70万÷50万×100=140%になります。
100%を超えると売上以上の給料をもらっている事になるので、赤字キャストになります。赤字キャストはペナルティーとして
- バック類がつかない
- 給料の一部カット
が一般的です。
例2)黒字キャストの場合
お給料が50万円で、売上が80万円でした。
50万÷80万×100=62.5%
自分のお給料以上に売上をあげているので黒字キャストになります。
もちろんペナルティーなんてつかないですし、時給以外にバック類も加算されます。
- ○○%達成で本指名バック発生
- ○○%達成でボトルバック発生
- ○○%達成で売上バック発生
といった感じで、段階的にバックが発生したり、バック単価が上がったりするケースもあります。
保障時給について
「仮に指名や売上が0だったとしても給料システムに関係なく、時給を○千円保証します。」
この○千円を保障時給といいます。
希望時給は?と面接で聞かれたとしたら、この保障時給の希望を聞かれています。
保証期間が定められています
1ヶ月から2ヶ月とするお店が大多数です。中には、保証期間をすぎても延期してくれるお店もあります。
保証期間中はノルマや給率制の罰金などが免除される場合がほとんどです。
保証期間中に、頑張ってお客さんをつかんで保証がきれたときに稼げるように頑張りましょう。
求人誌で『永久保証』など記載されていることがありますが、9割以上の確率で嘘なので、信じないように。
保障時給は人によって違います。
こういう考え方で保障時給が決まります。
つまり「期待値」なんです。期待値は人によって当然異なります。期待値を高める事で保障時給もあがります。
プラス要素、マイナス要素
期待値を高めるために、次のプラス要素を増やし、マイナス要素を減らすよう努力しましょう。自然と保障時給が高くなります。
プラス要素が多ければ多いほどお客さんを掴むチャンスが多くなり期待値が高いです、逆にマイナス要素が多いとお客さんを掴むチャンスが薄くなり期待値は低くなります。
プラス要素
- 容姿端麗、スタイルがいい、清潔感がある
- 礼儀正しい、常識がある、挨拶がキチンとできる
- 笑顔が多い、明るい
- シフトが多い、遅い時間まで働ける
- 週末出勤できる
- 入店の意思が強い、強そう
- 顧客をもっている
- 体験日にもかかわらず、客予定がある←効果◎
マイナス要素
- スタイルが悪い、容姿が微妙、メイクが下手、金髪、プリン
- 挨拶できない、常識がない、不潔
- 暗い、笑わない、愛嬌がない
- 終電上がり希望、早上がり希望
- シフトが薄い
- 曜日が固定できない、フリー出勤
- 絶賛体験荒らし中
- 親、彼氏に黙って働く
- 短期希望
- 全額日払い希望
- 遅刻する、仕事意識が低い
- 一度決まった面接日や体験日のリスケ(何度もリスケすると採用が取り消されることもあります)
希望の保証時給がでなくても落胆しないで
指名や売り上げをあげることができれば、保障時給以上の時給になりますし、稼げます。
保障がでないということは、その時給に見合うだけの活躍が期待できないから出ないんです。
いい意味で予想を裏切ってあげましょう。見返しましょう。
キャバ嬢として稼いでいる子は、保障なんかに頼らずに自分でどんどん稼ぎます。
保障時給よりも、自分が結果を出したときに、しっかりお給料に反映される『給料システム』を大事に考えます。
逆に保障にこだわりすぎる子は
- 指名をとる自信がない
- 頑張る気がない
とお店のスタッフに捉えられることもあるので注意が必要です。
まとめ
お店が自分にどんな待遇を用意してくれるのか、そればかりに目が行きがちですが、その前に自分がお店にどれくらい貢献できるのかを考えましょう。
その貢献度に見合った時給はいくらなのか?客観的分析が必要です。
希望に届かない場合は、どこをどうすれば希望に近づけるのかを、模索する事が大切です。
>>次のページは
『【キャバ嬢の会話】人見知りでも関係ない、貴女もキャバ嬢になろう!』
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