こんにちは。マツケンです。
今日は具体的な接客のテクニックではなくて、キャバクラの接客の考え方について、テクニックよりもっと根本的なところに触れたいと思います。
僕がキャバクラの店長時代に、更衣室やキャスト専用トイレに貼っていた接客の心構え8か条をご紹介します。
当たり前の内容かもしれませんが、未経験者はもちろん経験者も今一度確認しましょう!
お店によって教え方は様々ですが、今日の記事の内容は、キャバクラだけではなくて、全ての接客業に通じるものがあるんじゃないでしょうか。
接客の心構え
其の一 照れない、恥ずかしがらない
照れたり恥ずかしがっていると、キャバクラの仕事は務まりません。
お客さんの目をしっかり見て接客しましょう。
普段の貴女が人見知りでも関係ありません。
お客さんからお金をもらう以上は、普段の貴女ではなくプロに徹して接客ましょう。
其の二 媚びない
媚びるとお客さんに下に見られます。馬鹿にされます。見下されます。
大企業の役員、社長、医者であっても、絶対に媚びるような接客はしてはいけません。
貴女はお金をもらえるだけの接客をしている、しなきゃならないんです。
キャバ嬢という仕事に胸を張って、自信をもって堂々とした接客をしてください。
其の三 裁かない
少しこの仕事に慣れて、指名が取れだした頃によく見られます。
- 「私だったら、そんな態度はとらない」
- 「なんで私がお客さんに、そんな事いわれなきゃならないの」
- 「もっと別の言い方できないのかしら」
なんて考えてはダメです。そんな風に考えてると、知らず知らずのうちに貴女の言動に表れます。
お客さんに媚びてはいけませんが、お金をもらう以上対等な関係ではないんです。
またもし、何かトラブルがありその原因の99%がお客さん、1%が自分だったら、それは自分に全責任があると考えてください。
お客さんのクレームは真摯に受け止めて反省してください。クレーマー扱いや、嫌なお客さん、苦手なお客さん扱いはしないでください。
自分に1%でも非があるなら、クレームを言われて当然です。
クレームを言わない他のお客さんが「良いお客さん」なだけです。
それがキャバクラという接客業です。
其の四 おごらない
無難に仕事をこなせるようになって、成長がストップする人が大勢います。
最初は先輩キャストの仕事を必死に吸収しようと頑張っていても、いざ自分が先輩キャスト側になると初心を忘れ勉強を怠ります。
自分にうぬぼれていないか、心のこもった接客ができているか、日々自分の仕事を見つめなおしましょう。
其の五 おもてなしの心を大切に
どんなにキレイな子でも、サービス精神がなければ勤まりません。
常にお客さんの立場で考えて接客し、感謝の気持ちを大切にしましょう。
お客さんも馬鹿ではありません。
もし貴女が純粋におもてなしの心を大切にしていると、自然と言動に表れるようになり、お客さんはそれをちゃんと汲み取ってくれます。
結果貴女のファン(指名客)が増えます。
お客さんの事を内心「キモイ」「うざい」なんて感じることもあると思いますが、そんな時は自分で抑制してください。
間違っても口には出さないでください。みんな我慢して接客しています。
色々なお客さんがいるので難しいですが、お客さんがお金を払うに値するキレイな心でいることを意識しましょう。
お客さんに褒められて喜ぶんじゃなくて、お客さんの喜ぶ顔をみて喜びを感じるようなキャストは本物です。
其の六 他人の厚意に甘えない
お客さんの厚意に甘えているだけでは、ダメです。
その厚意に感謝し誠意をもって接客することで恩返しをします。
店や同僚キャストにもそうです。
お互いの誠意と敬意で成り立っていいることを忘れずに。
其の七 仕事意識を高く持つ
キャバクラの仕事は生活リズムが崩れやすいです。規則正しい生活を送るのが難しいこともあります。
睡眠時間が短かったり、体調が少し良くない日もあるでしょう。
そんな時、自分に負けて休むとそれがクセになります。
サボりたくなったら「仕事だから」「お客さんが待ってるから頑張ろう」の気持ちで気を引き締めてください。
貴女が仕事意識を高く持つことができなければ、貴女の仕事は他人から馬鹿にされます。
学生であろうと、OLと掛け持ちであろうと、お客さんには関係ありません。お金ももらう以上はプロに徹してください。
其の八 まわりの事を考えましょう。
自分にとってのベストではなく、お店全体のベスト、同僚キャストにとってのベスト、何よりお客さんが楽しめるように考えましょう。
自分が店に何をしてもらえるかの前に、自分が店や同僚キャストに何をできるのかを考えましょう。
自分の権利を主張する前に、自分の義務を果たす努力をしましょう。
皆がそう考えれるようになると、きっと素敵な職場になります。
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『水商売でやってはいけない9つの失敗接客例』
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