こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
夏のボーナス商戦もひと段落し、「いつもより客足が鈍いなあ…」と感じていませんか?
多くの接客業で2月と8月は魔のニッパチと呼ばれるほどの閑散期。
- 7月のボーナスを使ってしまった
- 家族と旅行に行く・田舎に帰省する
- 暑すぎて夜中に出かける気持ちになれない
といった理由から、8月はキャバクラに行く気になれないお客さんが増えます。
一気に売り上げが落ち込むキャバ嬢と、繁忙期や閑散期関係なく常に安定した成績をあげるキャバ嬢に分かれるこの時期。
キャバ嬢はどういう接客・営業をすれば良いのでしょうか?
今回は、8月はキャバ嬢の閑散期?夏でも安定して稼げるテクニック5選を紹介します。
閑散期にお店がやる3つの行動とは
閑散期に繁忙期と同じノリで営業していたら、女の子の人件費だけでお店が潰れます。
閑散期にお店がやる3つの行動について説明します。
①早上がり・待機カット・上がり待機
指名や同伴がとれなくても「時給さえもらえればそれでいい」と待機室で怠けていると、お店から「いらないキャバ嬢」だと評価されます。
4時間勤務して時給3500円、14000円もらうつもりでも、
と、2時間で帰らされては日給7000円にしかなりません。
また、いつも19時から0時まで出勤していたのに、「21時から来てもらっていいですか?」と、出勤時間を遅くされるのもよくあるケースです。
お店はそうやって人件費を削減します。
少ない給料から源泉徴収、雑費、ヘアメイク代を引かれて「手取り5000円あればいい方…」となれば、もはや割りの良いアルバイトではありません。
早上がり・待機カット・上がり待機をされない為に、
- 出勤日にはなるべく同伴の約束をする
- 早い時間から飲みに来れる指名客を作る
これを意識した行動が大事です。
待機カット・上がり待機についての詳しい記事は下記の記事をご覧ください。
②シフト削減
お店全体が暇な時期は、指名客をお店に呼べる人気嬢、普段からレギュラーで真面目に出勤しているキャバ嬢が重宝されます。
繁忙期なら猫の手でも借りたいレベルでキャバ嬢が足りません。
ある意味、そこにいるだけで良いので「週に1日しか出勤できなくてもいいよ」なんて条件でも採用されるでしょう。
しかし、お店が暇になる閑散期ならそうもいきません。
- 指名客がいない
- あまり可愛くない
- 普段からあまりシフトに入っていない
こういう条件に当てはまるキャバ嬢は、「いなくてもいいや」とシフト削減対象です。
出勤日はなるべく同伴の約束を取り付けておき、早い時間帯の売り上げを確保しておけばお店側も重宝してくれるでしょう。
③指名・同伴ノルマ強化
閑散期は、フリー客の減少だけでなく指名客の来店も下がりやすくなります。
そのため、お店は19時からオープンしているにもかかわらず、早い時間帯にお客さんより待機しているキャバ嬢の数の方が多くなりがち。
そんな日が続くとお店も営業するだけで赤字になるので、指名や同伴をするようにキャバ嬢にハッパをかけます。
その結果、指名や同伴ノルマが強化されるのでキャバ嬢はそれに翻弄されます。
「接客せずに時給さえもらえればいいや」という考え方がお店にバレると、シフト削減やクビにつながるので注意しましょう。
8月の閑散期でも安定して稼げるテクニック5選
夏でも稼いでいるキャバ嬢は、だらだら時給目当てに出勤せずしっかり戦略を立てながら接客しているんです。
8月でも安定して稼げるテクニックを5選紹介します。
①キャバドレスを少し露出高めにする

夏はスーツを着ているお客さんの体感温度に合わせてエアコンが設定されます。
寒さに弱いキャバ嬢はボレロを羽織ったり、袖ありのドレスにしたりと、肌の露出が控えめになりがちです。
そんな中、
- 袖なし
- 胸元がしっかりあいている
- 背中・腰あたりの布地がない
- ミニスカ系
- スリットが入っている
といった、露出高めのキャバドレスを着用しているキャバ嬢はそれだけで目立ちます。
フリーのお客さんなら、露出高めのキャバ嬢の方がチャンスがあるかもと考えるので、「あの子つけてよ」といったリクエストをボーイにする場合も。
クーラー病になりやすいキャバ嬢には使えないテクニックですが、普段から暑がりなキャバ嬢は試してみてはいかがでしょうか。
②アフターに付き合う
お店全体が暇だと「忙しい」という言い訳が嘘っぽくなります。
また、お客さんも都合をつけて来店しているのに毎回アフターの誘いを断られると、ギブアンドテイクが成り立っていないような気持ちに陥るでしょう。
こちらから同伴に誘っても「都合の良い金ヅルにしか思っていない癖に」と思われてしまっては困りますよね。
こういう閑散期こそアフターに誘うのが大切。
と、アフターを持ちかければ、喜んでお客さんは最後までいてくれるでしょう。
8月の暇な時期にアフターをしておけば、秋以降に指名になって帰ってきます。
今だけではなく、後々の営業も考えた行動を心掛けてくださいね。
③独身のお客さんへ狙いを定めてLINEをマメに送る
既婚者の場合、夏は家族サービスが増えがちです。
お金も帰省場所によっては数十万単位でかかるので、キャバクラで飲んでる場合じゃないお客さんも多いでしょう。
一方、独身のお客さんなら家族サービス自体がありません。
つまり夏は独身のお客さんへマメにLINEを送れば来店に繋がります。
また、盆休みにまとまった休みがないお客さんも狙い目です。
と、類似性をアピールしながら相手を応援すれば、
と、来店につながりやすいです。
「夏はどこか旅行に行かれるんですか」といった質問をして、お客さんの夏の予定を入手しておきましょう。
④来店日を分散する
自分の顧客を1つの日にちにまとめて呼んでしまうと、卓かぶりで接客の指名のお客さんなのにあまり接客できない状況になります。
その日だけ忙しくても、あとの日はずっと待機席だと結局シフト削減・早上がり対象です。
お客さんも「どうせ席にあまりついてくれない」と不満を抱けば、その後の来店頻度までも下がってしまいます。
お客さんが来店する日にちや時間帯を分散すれば、
- 常に自分の帰るポジションがある
- お客さんがたくさんいるように見える
- 早上がり、待機カット、シフト削減対象になりにくい
- お客さんの満足度をあげられる
それだけで4つのメリットが得られるんです。
来店日を分散させる方法は、お客さんとマメに連絡を取り合うしかありません。
と、お客さんと連絡を取り合いながら次の来店日を約束していきましょう。
そうすれば、卓かぶりしないだけでなく、自分が出勤していない日にお客さんが来店してしまうのも防げるので一石二鳥です。
⑤賭け同伴をする
夏は「お金がない」お客さんが増える時期です。
そういうお客さんはしばしば、
と言い出します。
その言葉の通り、お金が本当にないお客さんも中にはいます。
しかし、「お金がない」と言いながらキャバ嬢の反応を見ている場合もあるんです。
一度同伴をしたお客さんを対象に、「一緒にご飯食べに行かない?」と誘ってみて下さい。
キャバクラは同伴する場所だと分かっているお客さんなら、一緒に食事をして楽しい気持ちになれば、お店にも来てくれる筈です。
たとえその日同伴にならなかったとしても、そこで拗ねたりせずにお客さんと連絡をとり続けましょう。
北風と太陽の精神で頑張ってみてくださいね。
大型連休に帰省するお客さんを大切に管理しよう
大型連休限定でキャバクラにくるお客さんも存在します。
久しぶりの旧友とキャバクラに行って遊ぶのは男同士ならあるあるです。
地元の友達同士、団体で来店するお客さんを掴んでおけば、年に数回逢いに来てくれる太いお客さんの出来上がり。
帰省時には顔を出してくれるように、数ヶ月に1回のペースで連絡を入れて存在をアピールしておきましょう。
まとめ
今回は、8月はキャバ嬢の閑散期?夏でも安定して稼げるテクニック5選を紹介しました。
閑散期はある意味キャバ嬢にとって努力が報われない時期。
「いつもよりも売り上げが上がらない」と気持ち的にも焦りやすいですが、今いるお客さんを潰すような無理矢理な営業をかけるのはNG。
帰省の予定があるお客さんには、
と、夏以降の売り上げにつなげる声かけをしましょう。
自分に何ができるのかを考えながら、お客さんの気持ちに寄り添った接客を心がけていれば、夏でも安定して稼げるキャバ嬢になれますよ。