こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
湿度の高い日本であつ〜い夏を快適に過ごしたいなら、冷房はマストアイテムですよね。
男性は
- 筋肉量が多い
- 基礎代謝が高い
- 汗をかきやすい
- スーツを着ている
以上、4つの理由から暑がりな人が多いです。
しっかり冷えた店内で美しいキャバ嬢に接客されながら冷たいビールを飲むのはお客さんにとっては至福のひと時でしょう。
一方で、夏は涼しい店内にいるにも関わらず体調を崩すキャバ嬢が続出する季節でもあります。
「夏風邪でもひいたのかな?」と自己判断で風邪薬を飲むのは非常に危険!
今回は、「それって夏風邪じゃなくてクーラー病かも?」元キャバクラ店長がキャバ嬢にしてほしい冷房対策8選を紹介します。
キャバ嬢の職業病?クーラー病の症状とは
人間の体は、
- 暑い時には汗をかいて熱の放出を促す
- 寒い時には血管を収縮させ体内に熱を生み出す
この働きによって気温の変化に対応しています。
環境適応能力という機能があるから極寒や厳暑でも生きられるんです。
一見万能に見える体温調節ですが、これにも欠点があります。
体温調節がスムーズにできるのはせいぜい温度差5℃ほど。
業務用のクーラーでキンキンに冷えた店内で接客したり、お見送りで屋外に出たりといった行動を繰り返していると、体温調節の役割を担っている自律神経が混乱しバグります。
よくあるクーラー病の症状は、
- 体や手足の冷え
- だるい・疲れやすい
- 食欲不振
- 関節痛・筋肉痛などで生じる全身の痛み
- 不眠症
- 便秘・下痢
- 整理不順・生理痛の悪化
- のどの痛み
- 頭痛・発熱
などが挙げられます。
全て風邪でもよくある症状なので「風邪薬でも飲んで様子をみよう」と、対応してしまう人がかなりいますが、素人判断は危険です。
クーラー病はだるいだけではなく、冷房咽頭炎やレジオネラ症と呼ばれる病気も存在し、肺炎などの合併症を引き起こして死ぬ可能性もゼロではありません。
「忙しいから」と、後回しにせずにちゃんと病院へ行く習慣をつけましょう。
元キャバクラ店長がキャバ嬢に教えたい冷房対策8選
クーラー病を予防するには、
- クーラーを25℃以下にはしない
- 換気をこまめにおこなう
- クーラーの風を直接浴びない席に座る
- 加湿器を稼働し、湿度を保つ
- 上着を羽織ったり膝掛けをつかったりする
こういう行動が効果的ですが、キャバ嬢の場合はやろうと思っても自分の判断でやれないお店がほとんど。
キャバ嬢でもできる冷房対策を8選紹介します。
①運動をする習慣をつける
筋肉がある人ほど体は冷えにくいです。
男性の方が暑がりなのは、女性に比べて運動する習慣があるから。
定期的に運動して汗をかく習慣がないと汗腺の機能自体も劣化してしまいます。
普段からジョギングや筋トレを習慣的に行えば、普段の平熱を今よりもあげて体内に熱を蓄えられるようになるでしょう。
走るのが苦手な人は、ホットヨガや岩盤浴などに通ってみるのも良いですね。
②1日の終わりには湯船に浸かる
夏は湯船に浸からずにシャワーだけですませている人も多いですよね。
しかし、クーラーで冷えた体を温めないまま1日を終えるのはNG。
キャバ嬢は長時間座っていたり、冷たいお酒を飲んだりとクーラーがなくても体を冷やしてしまいやすいお仕事。
体が冷えたままだと血の巡りやリンパの流れが悪くなります。
むくんだり代謝機能が下がったりする原因になるので、ぬるめのお風呂(38〜40℃)に入浴剤などを入れて入浴し血行促進を促しましょう。
そうすると、副交感神経がしっかり働くのでストレスも解消されます。
入浴は風邪予防にも効果抜群なので、なるべく長く浸かって汗をかきましょう。
お風呂から出た時は、しっかり水分補給をして脱水してしまわないように注意すると良いですね。
③ビタミンを積極的に摂取する
ビタミンが不足していると、疲れやだるさをより実感しうまく動けないストレスから鬱気味になります。
特に亜鉛が不足すると味覚障害をおこすと言われています。
それが原因で食欲不振が続くと夏バテにもなる可能性大。
食欲不振のあと暴飲暴食してしまうと見栄えの悪い脂肪が身についてしまいます。
食事を菓子パンやお惣菜で済ませず、全てのビタミンを満遍なく摂取すれば適切な食事の量でも満足できます。
太りにくくなるだけでなく、胃に負担をかけにくくなり体の臓器を休ませられるので精力的に活動しても疲れにくくなります。
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンをバランスよく摂取しましょう。
④ノースリーブではなく、袖ありドレスを着る
キャバドレスは基本的に薄着なものが多いです。
多くのお店でボレロやジャケットなどの着用を禁止している為、寒いから上着を羽織るといった対処法もとれません。
とはいえ、キャバドレスにはノースリーブのものばかりではなく、袖ありタイプのキャバドレスもたくさんあります。
お客さんはキャバ嬢の露出を期待しているので、トータルでの露出量は計算した方が良いですが、たとえシースルーであっても腕に布があるだけで体感温度はだいぶ変わります。
袖ありドレスに、ドレスインナーをあわせればお腹の冷えはかなり予防できるでしょう。
根本的な解決にはなりませんが、ボレロがわりになるドレスを購入してみるのも手ですね。
⑤夏野菜を食べすぎない
夏野菜と呼ばれる夏が旬の野菜は基本的に体を冷やす作用があります。
普通に食べる分には問題ありませんが、食べ過ぎてしまうと体が冷えてしまうのでやりすぎは禁物です。
夏だからこそ、人参や玉ねぎや大根といった根野菜を使った味噌汁や、生姜やニンニクなどの調味料を使った料理を積極的に取り入れましょう。
氷をたくさん食べたいと感じた時は、鉄欠乏性貧血になりかけている可能性があるので要注意。
そうめんなど食材の少ない簡単な料理で食事を終わらせずに、なるべく1汁3菜がそろった定食を食べるようにしましょう。
⑥ストッキングを2枚重ねばきする
ストッキングの着用が義務化されているお店をよくみかけます。
ストッキングのデニールを少し厚めのものにしたり、2枚重ねばきする方法はどんなキャバ嬢でも簡単に取り入れられる冷房対策でしょう。
足先につま先用のカイロを貼ったりするのもストッキングとの合わせ技で効果抜群です。
最近のキャバクラではミニドレスが多く、ロングドレスはバースデーイベントの時にしか着ないキャバ嬢が増えてきています。
ストッキングを2枚重ねばきする方法を使えば、ミニドレスであっても寒さに震えずに済みます。
⑦定期的に整体へ通う
日常的にお酒を飲むお仕事なのでキャバ嬢の体はむくみやすいです。
むくみは歪みの原因でもあるので、定期的に毒素を排出した方が良いでしょう。
整体などでリンパをほぐしてもらうと、コリが解消されたり血の巡りがよくなります。
結果的にむくみもとれてスッキリするのでクーラー病の対策にもなります。
毒素を溜め込まないようにしましょう。
⑧体が冷えないお酒を飲む
お酒は冷えやすいものと冷えにくいものの2種類に分けられます。
体が冷えやすいお酒は以下の5種類。
- ビール
- 白ワイン
- 麦焼酎
- ウィスキー
- シャンパン
特に、ビールのように一気にたくさん飲めてしまう麦が原料の冷たいお酒は、冷えを助長させてしまうので注意が必要です。
反対に、
- 赤ワイン
- 日本酒
- 芋焼酎・米焼酎
- 紹興酒
- 梅酒
- ブランデー
これらのお酒は体を冷やしません。
赤ワインはポルフェノールが含まれているので血液がサラサラになり血行が良くなると言われています。
日本酒には「アデノシン」という成分が含まれているので、血管の収縮を抑え血の巡りが良くなりますし、芋・米焼酎は炭水化物からできているので温まります。
原料から冷えにくいお酒を選んでホットやお湯割りといった飲み方をチョイスすれば店内でクーラーがどんなに効いていても寒さで震えずにすみます。
まとめ
今回は、「それって夏風邪じゃなくてクーラー病かも?」元キャバクラ店長がキャバ嬢にしてほしい冷房対策8選を紹介しました。
なるべくお腹や足先などを冷やさないようにするだけでもだいぶ変わります。
冷房対策をとっていても体の調子がおかしいと感じた時は、無理して働かずに一度おやすみを取るのも大事。
かかりつけの病院でお医者さんに診てもらいながら、この時期のクーラーとうまく付き合ってみてくださいね。