こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
一度でも職場の人間関係で揉めた経験があると、派閥やイジメという言葉に敏感になりますよね。
キャバクラをテーマにしたドラマや漫画の影響で、夜の世界にドロドロしたイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
実際、キャバクラは
- 時給や条件が女の子次第で違う
- 売り上げで順位を競う
- お客さんをとった、とられたで揉める
と、キャバ嬢同士で揉めやすい職場環境です。
人間関係が険悪なお店で我慢して働く必要はありませんが、同時にトラブルを起こさない行動を心掛ける必要があります。
今回は、 キャバクラで起きる派閥イジメの原因と、職場トラブルを避ける5つの掟 を紹介します。
キャバクラに派閥が出来る理由

女性は仲良しグループを作るのが好きですよね。
仕事中でも例外ではなく、待機席や接客中に話したりヘルプについたりする内に、気が合う女の子同士で仲良く過ごす様になります。
最初は普通に仲良くしていたはずが、上下関係が芽生えたり仲間割れが起きたりとグループがトラブルの原因に。
女性は男性に比べて共感力が高く、悪口にも共感が関係性を持続する為に使われます。
と、グループ内の和を守ろうと忖度しあった結果、異物を排除する動きが生まれます。
こうしてキャバクラに派閥が出来るんです。
キャバクラでイジメが起きる理由
- 挨拶をしない
- お礼をしない
- 協調性に欠ける振る舞いをしている
- どの派閥にも属そうとしない
- 空気が読めない発言が多い
お店の和を乱す行動をしていると、次第に派閥内での共通の敵(スケープゴート)にされます。
例えば、大学に通いながらキャバクラで働いている若いキャバ嬢と、キャバクラにレギュラーで出勤しているアラサーのキャバ嬢では考え方が違いますよね。
こういう悪口で盛り上がる行為には中毒性があります。
次第に陰口で止まらなくなり、
- 挨拶を無視する
- 聞こえる様に悪口を言う
- Twitterで捨て垢を使って叩く
- ホスラブや爆サイに書き込む
- 仕事上で陰湿な嫌がらせをする
と、行動がエスカレート。
出来てしまった負の感情を止められなくなった結果、イジメが起きます。
同じ派閥でもイジメの標的にされる
同じ派閥だからと言って安全とは限りません。
仲が良かった相手と仲違いすると過去に相手に話した情報が全て弱みになるので、それほど仲良くなかった相手と揉めるよりしんどいです。
また、一見仲良さそうに見えて派閥がないキャバクラも要注意。
誰かが席を外した途端、その子の悪口を影で言い合っている場合があるからです。
悪口でしか団結した経験がない人は、わざと火種や揉め事を作って自分の居場所を作ろうとします。
キャバ嬢が職場トラブルを避ける5つの掟

職場トラブルはなるべく起こしたくないですよね。
明日から使える5つの掟を紹介します。
①時給や勤務条件を周りに話さない
いくら仲良くなっても、時給の話はトラブルの元です。
何故なら、キャバクラはなんだかんだで顔が有利な世界。
同じ未経験スタートでも片方は時給3000円、もう片方は4000円と容姿でスタート時給が全然違います。
ニューオープンの場合は可愛い女の子を客寄せに雇ったりもするので、週2しか出勤できなくても雇われるパターンも。
そういうお店側からの特別扱いは、バレると他のキャバ嬢から嫉妬されます。
レギュラーで出勤しているNo.1キャバ嬢なら、「時給が高くても仕方ない」と認めてもらえます。
しかし、そうではないスタート時給での差は中々受け入れられません。
余計な嫉妬を煽らない為にも、自分から時給や給料の話をするのは辞めましょう。
②内緒話を言い触らさない
何気なく話した相手がお喋りだと手当たり次第に喋られてしまいます。
回り回って本人の耳に入った時に
と、一人貧乏くじを引いてしまう結果になりかねません。
内緒話は自分の胸の内におさめて、面白半分で周りに言い触らすのは辞めましょう。
③機嫌の悪さを態度に出さない
キャバ嬢は就寝時間が不規則なので、自律神経が崩れやすい職業です。
自律神経が崩れるとメンタルが不安定になりがち。
だからと言って、機嫌の悪さを周りにぶつけて機嫌をとってもらおうとする人って100%疎まれます。
売上があるとお店も特別扱いしてくれるので天狗になりがちですが、それに甘えてわがままに振る舞っていると誰もついてこなくなります。
長くトッププレイヤーでいられるキャバ嬢はチームプレイを大事に出来る人です。
上に立つキャバ嬢がまともだとお店全体の空気が良くなり、女の子や黒服の定着率が上がるので、巡り巡って自分の為になります。
常に自分の機嫌を自分でコントロールできるキャバ嬢を目指しましょう。
④率先して悪口を言わない
皆で誰かの悪口を言っている時って、お酒が入ってる上に同調意識が働くので内容がエスカレートしがち。
悪口を話している瞬間は盛り上がりますが、話し終わった後は疑心暗鬼になります。
特に、率先して悪口を言っている人はその場全員の印象に残りやすいんです。
悪口が本人にリークされた時、印象に残っている人の名前が出やすく
と、代表者として名前を挙げられてしまいます。
その場で悪口が始まった時はなるべく聞き役に徹しましょう。
⑥自慢話ばかりするキャバ嬢はKY
悪口と同じ位嫌われるのが自慢話。
自慢話は相手の嫉妬を生みやすいので、そんなつもりじゃなくてもマウンティングだと解釈されます。
こんな返しをしていて仲良くできる訳がありません。
「隙あらば自慢話してくる」と言われないように、マウンティングするのは辞めましょう。
⑤恋バナをしない
女性って恋バナが好きですよね。
恋をしている時って楽しいので浮かれてしまいますが、その相手が
- キャバクラに来るお客さん
- ホスト
- 黒服・店長・オーナー
- スカウト
だった場合、同じお店のキャバ嬢に相談するのは要注意。
なぜなら、夜の業界は想像以上に狭い世界だからです。
例えば、自分と付き合っているはずのホストが同じお店の別の女の子にも色営していたり、自分と付き合っているはずの黒服が他のキャバ嬢にも気のある素振りを見せていたり……
冷静さを失うと思わぬ職場トラブルに発展します。
同じ業界に身を置いている以上、意外な相手と繋がっていてもおかしくありません。
と、後に仲が悪くなった時に書き込まれてしまわない様に恋バナをするのは辞めましょう。
派閥やイジメがないお店は自分がNo. 1になって作るしかない
と、面接の時に口にする女の子がたまにいます。
これは少し厳しい意見ですが、女性がお互いに売上を競い合っていて全く揉め事がないお店はありません。
キャバクラで長く働き続けられる子は負けず嫌い。
負けず嫌いな子達がそれぞれプライドを持って働いているので、意見のすれ違いで衝突してしまうんです。
派閥やイジメを無くしたいなら、まずは自分がそのお店でNo.1になりましょう。
- 一人の子に肩入れしない
- 仕事を頑張って売上を作る
- 悪口を振られても盛り上げず、「この人はこういう話に乗れない人」だと印象づける
- 全員に親切にする
以上の行動を心掛けていれば、キャラが確立するので余計なトラブルに巻き込まれなくなりますよ。
まとめ
今回は、 キャバクラで起きる派閥イジメの原因と、職場トラブルを避ける5つの掟 を紹介しました。
派閥イジメで揉めているお店は、ギスギスした空気が漂うのでお客さんにも悪影響です。
まずは、キャバクラは趣味ではなく仕事だというプロ意識を持ちましょう。
少し合わないな…と思う相手でも最初から無理だと決めつけずに、良い所を探していれば何かしら見つかります。
誰か一人に共感しすぎずに、程よい距離感を身につけてくださいね。