こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
キャバクラは、長く愛されるお店とすぐに潰れてしまうお店の2種類に分けられます。
ちゃんとしたお店で長く働きたくても、入店前にそれを見極めるのは難しいですよね。
姫リクも「前のお店が潰れてしまった……」という理由で来る子は多く、給料未払いや夜逃げなど経験したくないトラブルに巻き込まれた話を耳にします。
どんなに時給が良くてもすぐに潰れるお店で働くのは時間の無駄。
今回は、 キャバクラが潰れる時に起きる前兆と、潰れて当然なお店の特徴 を紹介します。
キャバクラが潰れる時に起きる3つの前兆とは

- 人件費がかかる
- 人気のエリアは箱代が高い
- お客さんを呼ぶのが大変
- キャストはもちろん黒服の採用コストも高い
とにかく、たくさんお金がかかります。
給料の遅延がおきてから、お店を辞めたいと申し出ても正当な金額の給料をもらえない可能性が高いです。
キャバクラが潰れる時に起きる前兆を3選紹介します。
①風紀が乱れきっている
未だに色管理しているお店を見かけますが時代遅れの悪習です。
黒服同士で揉めていて女の子同士の雰囲気も悪いお店で、楽しくお酒が飲めるお客さんは少ないです。
店長やオーナーの愛人がNo.1になる様に露骨に贔屓するお店でモチベーションは保てません。
そういうお店の問題を、黒服と付き合わせてうやむやにしようとするお店は最早蟻地獄。
意味のないいざこざで心を消耗する前に、楽しく働けるお店に移りましょう。
②給料の支払いが遅れる
潰れる直前のキャバクラで何が起きているかというと経営資金の枯渇です。
経費>売上になり資金も底をつきそうになると、給料を支払いたくても支払えない自転車操業状態に陥ります。
- 給料の支払いが遅れる
- 勝手に時給やボトルバックなどの取り分を下げる
- 待機カットや上がり待機で時給をカットされる
給料の支払いをしぶり始めた時はいつお店が潰れてもおかしくありません。
このような状況になってから退店を申し出るのはすでに遅いのですが、一刻も早く辞めましょう。
③フリーのお客さんが少ない
いつもそれなりにお店が入っていたお店なのに潰れてしまうケースもあります。
なぜ潰れてしまうのかというと、特定のキャバ嬢の指名客で賑わっていただけでお店自体のフリー客が少なかったから。
そういうお店は、そのキャバ嬢がお店を移籍した瞬間一気に売上が下がります。
普段から混雑していると危機感を抱きにくいですが、フリー客が少ないお店は女の子も指名を取りにくいので在籍が定着しません。
「お店の売り上げの大半がナンバー1の売り上げ」といったお店は、たとえ売り上げが上がっていても危険な状況です。
④ナンバーの子が次のお店を探し始めている
と、ナンバーに入っている専業キャバ嬢が言い始めているお店は危険です。
週に数日しか出勤しない兼業キャバ嬢の場合、お店で過ごす時間が短いので中々お店の事情を知れません。
レギュラー出勤するから、“この店はもうダメだ”というサインに気付けます。
- 備品の管理が出来ていない(トイレットペーパーや更衣室の電球、おしぼりやお酒)
- フルーツ盛りなどの切り方が酷い
- 指名の為に枕営業を強要する
- 強制的なノルマが多い
- キャッチで無理やり来店させている
これらの項目は全て潰れる予兆です。
稼げる女の子ほどダメなお店に見切りをつけるのも早いです。
潰れて当然なお店の特徴5選

潰れて当然なお店にはどんな特徴があるのでしょうか?
順番に5つ紹介します。
①清掃が不十分でお店全体が汚い
潰れるお店って、不衛生・掃除しない・センスが悪いの三重苦が揃ってます。
キッチンが整頓されず、何処に何が有るのか覚えるのが大変なお店は裏方の負担が大きく、そういうお店は清掃道具もちゃんと用意されていないので店を閉めた後の清掃もかなり適当。
営業中も、お客さんがお手洗いを使用した時に
- 指紋や水滴がついた鏡がそのまま
- 水垢で赤カビが生えている洗面台
- 便器に黒いリングや陰毛がついている
- 排水溝の匂いがのぼってきていて悪臭が漂っている
居酒屋をイメージしてみるとわかりますが、それまで気持ち良く飲んでいても店内が不衛生だと急に酔いが醒めませんか?
- ソファや調度品が汚れている
- 花が枯れていてもそのまま
- マイクが故障していても直さない
- タバコの灰が机の上に残ったまま
いくら店内が薄暗くても限度があります。
特に、害虫や害獣の糞や死骸が落ちてるのに何の対処もしないお店は潰れて当然です。
②黒服のレベルが低い
黒服のレベルが低いお店は飲んでいてストレスが溜まります。
- 付け回しがパンクしてお客さんにヘルプもつけず放置する
- シャンパンを頼んでもすぐに持ってこない
- 開ける時も下手で泡を床にぶちまける
- 高圧的な態度で喋る
- お客さんの前で平気で説教をする
- キャバ嬢の悪口を店内で口にする
- 陰でお客様の悪口を言う
こういう黒服がいるお店は最悪です。
これは一例です。
10分後…

こんな接客をされたら、どんなにキャバ嬢が可愛くても二度と行こうと思いません。
③変な部分で費用をケチっている
変な部分で費用をケチるお店も時々見かけます。
例えば、公式HP。
プロに依頼せず費用を節約してセンスのないHPをたまに見かけますが、大衆店ならまだしも、高級店で売り出したいのであれば大失敗!
イベントのポスターもしっかり写真を合成してこだわって印刷所に頼んで作らずに、下手くそな手書きの文字で張り出してあったりするとめちゃくちゃ安っぽいです。
他にも、
- フルーツ盛りのカットが適当で、氷が溶けて水っぽくなったフルーツが混ざっている
- 集客の為の広告料や案内所へ登録料を惜しんでいまだに街で客引きしている
- 5分や10分の時給を払わずにごまかす
こういう部分が積もり積もると、居心地が悪いので常連客が定着しません。
④キャバ嬢の間でやる気のないオーラが充満している
キャバ嬢のやる気のないオーラって気づいたら広がっているんですよね。
頑張ってもランキングに乗るのは店長の愛人だと決まっていたり、お金に余裕がありそうなフリーを優先して回すキャバ嬢が決まっていると、
と言った考え方になってしまうんです。
- 待機中に他のお店やその場にいないキャバ嬢の噂について話している
- お客さんを呼ぼうと努力せずゲームをして過ごしている
- フリー客が来てもつきたがらず、派閥問題が常に浮上している
こういうお店で働いても得られるものは何もありません。
頑張れば正当に評価されるお店で働きましょう。
けどお店が潰れるかどうかも貴女しだい
どんな暇なお店であっても、貴女が努力し指名を量産することでお店の経営を立て直すことだってできます。
- 潰れそうなお店には働きたくない
- もうすぐ潰れそうだから辞めよう
このように考えることは自分の生活を守る上では大事かもしれません。
しかしキャバ嬢としてお店に何をできるのか、何を貢献できるのかはキチンと考えて仕事に取り組みましょう。
そのように考え行動できる子の多いお店は潰れません。
まとめ
今回は、 キャバクラが潰れる時に起きる前兆と、潰れて当然なお店の特徴 を紹介しました。
どんなに老舗であっても「ずっと続いてるんだし大丈夫」だと過信してはいけません。
- オーナーが変わった
- 店長や有能な黒服が系列店に移動した
- 一人稼いでいたナンバー1の子がお客さんを囲って辞めた
と言った理由で、経営が傾き潰れてしまう可能性はゼロではないからです。
いい加減な経営をしているお店に悩まされない為にも、潰れて当然なお店の特徴はないか体験入店時に確認して下さい。
入店した後も潰れる前兆を見つけた時は、ずるずると情で続けずに給料が未払いになる前にさっさと次のお店をさがしましょう。
お気軽にご連絡ください。