姫リクライターの市川すみれです。
キャバ嬢たるもの、同伴を取ってこそ、ナンバー入りの扉が開きます。同伴には様々な利点があり、長期的な営業戦略においても、欠かせないツールです。
今回は、同伴出勤が未経験で不安な新人さん向けに、同伴出勤の全工程を一連の流れに沿って、抑えるべきポイントを 細かく解説したいと思います。
同伴の全体の流れは、以下のようになります。いわゆる「食事デート」と同じ感じなので、料金の発生する「疑似恋愛の疑似デート」だと思って下さい。
- 同伴決定
- 詳細を決める
- 待ち合わせ
- 食事開始
- 飲食店を出る
- 店到着、セットスタート
- 御礼の連絡
以下、各項目順に、ポイント解説をさせて頂きます。
お客様と外で待ち合わせをしてから、一緒にお店に入る「同伴出勤」のことです。
指名バック+同伴バックがもらえます。店によっては、同伴ポイントが加算されます。
お店の前で待ち合わせをして、そのまま お店に入る「店前同伴」という荒業もありますが、基本的には、店外で飲食をしてから、一緒にお店に入ります。
①同伴決定
こう誘われて決まるのが好ましいですが、大抵のお客様は、
この言い方をします。
こちらから、サービストークで、食事にお誘いする流れのときも、
最初から「同伴して下さい♡」とは、なかなか言えませんよね。
こういう場合、その食事は同伴か否かの確認が必要です。
ここからが勝負です。同伴シュートを確実に決める為に、お客様の言動から判断し、必要ならば、同伴の流れになるよう、自分からお客様を誘導して下さい。
同伴確定率100%
こういう言い方なら、ゴールは決まっていますよね。
その会話の流れに乗って、後で連絡するなどとは言わず、すぐに日時を決めましょう。男性との約束は、その場で決めることが賢明です。
後からメールなどで決めようとすると、余計なやりとりが嫌いなタイプの男性は、面倒になり、気が変わる恐れもあります。苦手なお客様相手であれば、やりとりが増えると、貴女のストレスになります。
同伴確定率50%
かたや、あやふやな感じで
同伴なのか、ただの食事の誘いなのか・・?同伴への決定力に欠けるのであれば、何も気付いていないフリをし、カラっと明るく可愛く言いましょう。
仮に、お客様が店外デートを狙っていたとしても、後に引けないくらい、あっけらかんと喜び、同伴を押し込むのがコツです。
同伴確定率1%~10%
しかし、お客様の中には、やたらハートの強い人もいます。
ハ○でもオジサンでもブ○イクでも、お客様というのは、お金を払っているという自負があるので、強気に出る人もいます。
こういうお客様は、大きく分けると2つのタイプに分かれます。
同伴確率1%
こちらが仕事だという弱みに付け込んで、お金をかけずにキャバ嬢と遊ぶこと、口説き目的、店外でゲスなことをしようと企んでいたりするようなタイプ。
かなり勝率は低いです。
同伴確率10%
ひねくれていて、一筋縄ではいかないが、本当はキャバクラが大好きで、結局は頻繁にキャバクラ通いしているプライドの高いタイプ。キャバ嬢に利用されることを嫌い、自分優位でキャバクラで遊びたいのです。
実は、こちらには大きな可能性が秘められています。同伴が決まる確率は低めですが、こういう人を上手に立てると、文句を言いながらも、後々に、指名で通ってくれることがあります。
同伴確率の低いお客さんの攻略法
同伴の難しいタイプのお客様の『自分は同伴しないポリシー』は、キャバ嬢に対する試し行動でもあり、プライドの高い男性にありがちな、自分だけは他の客とは違うぞという、自己アピールでもあります。
こういうプライドの高い人には
- 否定せず、下からお願いをする
- 下からお断りする
の2つの方法が良策です。
1、否定せず、下からお願いをする
でも私・・まだ同伴もしたこと無くて、お店の人に、まだ慣れないうちは、外でお客さんと会わないように言われてるんです。叱られちゃうし・・初めてだから♡最初は、同伴にしてもらっても良いですか?
『初めて』のキーワードは、男性の自尊心をくすぐります。初めてで特別だという言い訳を作ってあげて、同伴へと誘導してみて下さい。
「同伴したことないんです♡」
このキラーパスは、新人のうちは積極的に使いましょう。
『初めて』は、新人ならではの特権です。ただし、『初めて』の設定で2回目以降の同伴をする場合は、しっかり『初めて』の芝居を決め込んで下さい。
男性なら誰しも、「初めての男になりたい願望」があります。「初めての指名」「初めての同伴」、芝居が続く限り、「初めて」のフレーズは、擦り切れるまで使いましょう!
「初めて!嬉しい!すごい!」など、大げさなリアクションをするのが、「初めてアピール」のコツです。

2、下からお断りする場合
いかにも怪しげだったり、何だか様子を見た方が良さげな場合は、無理をせず、やんわり交渉してみて、取りあえず様子を見ましょう。
誘いに対して否定はせず、その場の延長を狙う為と、今後もお客様として引っ張る為に、先の可能性を匂わせながら、やんわりと伝えて下さい。
「本当は行きたいけれど、慣れていないから心配」「不器用・真面目アピール」などで、あくまで自分のせいにして下さい。
店外デートの誘いを断り、指名につなげるテクニックもあります!
キャバクラ店外デートの誘いを指名につなげる会話術
【困ったときの、小手先回避トーク】
すると、このタイプのお客様の中には、断られた途端に態度を豹変させて、嫌味を言ったり、冷たくしたり、無視をしたりして、自分のプライドを守ろうとする人もいます。
腹立ちますよね。しかし、お仕事です。
「この○ゲッ!!」と言いたくなる気持ちを抑え、男の小さなプライドを守ってあげましょう。
こんな風に、あくまで、下から言って下さい。
同伴の確約無しに、取りあえず食事の誘いに乗り、店へと誘導する「賭け同伴」という、ちょっとリスキーな営業手法がありますが、新人さんは舐められやすく、成功率が低いので、キャリアを積んでからのトライをお薦めします。
賭け同伴に挑戦したい貴女に、とっても為になる記事はこちら!

②詳細を決める
デートと同じで、飲食店・日時・集合場所を決めます。しかし、本物のデートではないので、リスク無く、円滑に同伴出勤が出来るように、お客様対して明確な意思表示をしましょう。
お客様によっては、欲望のままに、とんでもない時間と場所で、自分勝手なデートプランをねじ込んでくることがあります。
店の近くにしてもらう
良識のあるお客様ならば、店近くの飲食店を指定してくれます。
しかし、余裕の無いお客様に任せると、一緒にいる時間を長くして、少しでも自分が得をするように、店から離れている飲食店を指定したり、あわよくばと、ゲスなことを考え、車でしか行けない場所を指定してくることもあります。
自分から、飲食店を指定するようにしましょう。
常日頃から、店の近くの居酒屋などをチェックしておき、「あのお店に行きたい!」とすぐに答えれるよう、準備しておきましょう。
立地の良い飲食店は、店のキャストさん達が、同伴でよく使っているはずです。リサーチしておき、「みんなが行ってるから、私も行ってみたい♡」と誘うのもアリです。

お客様が店を指定した場合
お客様から、「自分のなじみの店に行きたい」「どうしても連れて行きたいお店がある」など、悪意が無さそうなお誘いを頂いた場合でも、念の為に確認をしてから、返事をしましょう。
「わ~♡そこ行きたいです!でも、お店から近いですか?慣れていないし、遅刻するのが心配だから・・お店から近ければ、絶対行きたいです♡」
悪意が無い誘いであれば、女の子に警戒心を持たれすぎると、ナイーブな男性は傷付いてしまうことがあります。やんわり初々しく、受け答えして下さい。
個室を避ける
そして、二人っきりになりたい為、口説く為、お触りチャンスを狙う為に、「個室居酒屋」を仕掛けてくるお客様もいます。
初回の個室など、百害あって一利なしです!阻止しましょう。
こちらも、自分から飲食店を指定すれば未然に防げます。
お客様に、何が食べたい?など聞かれたら、個室が無いジャンルの料理や、妙な雰囲気にならないように、食べるのに忙しい焼肉や鍋などを指定するのも良いでしょう。
他の言い方としては、
「緊張するから、カウンターのお店が良いな」
「静かだと緊張するから、にぎやかなお店が良いな」
など、新人らしく「緊張するから」のキーワードを使って伝えれば、自然にお願いが出来ます。
- 警戒心をバリバリに出し、お客様を遠ざけながら食事をする
- コース料理を注文し、定期的に店の人が部屋に入るように仕向ける
- 注文を小分けにして、店の人をこまめに呼ぶ
- 緊張するから早く出たいと言って、あまり注文をせず食事を早めに切り上げる
店の外では、自分で身を守らなくてはいけません。
店の外には、ボーイさんは付いていません。自分で身を守る為にも、飲食店選びには、最大の注意を払いましょう。
そして、慣れないうちは、同伴が決まった時点で、お店の人に、誰といつ同伴をするのかを報告し、お店の人が、そのお客様がどんな人か知っているかも確認しておきましょう。
万が一、厄介な人であれば、その時点で危険から身を守ることが出来ます。

待ち合わせ時間
集合時間は、出勤時間の2時間前にしましょう。
待ち合わせ→移動→食事→移動→店入り
全て込みで、2時間以内になるように、タイムスケジュールを組みます。
待ち合わせ時間でゴネられた場合
しかし、このポイントでも、ハートの強いお客様はゴネます。
出だしから、こんなことを言われたら、「こんな面倒くさい人と同伴するのか・・」と、くじけそうになりますよね。
しかし、この面倒くささこそが「キャバクラ接客」です。このパターンに慣れれば、貴女の接客スキルは上がり、指名が取れるようになります。
【回避方法】
この時間が限界だと言い切る為に、「言い訳パターン」を作りこんでおきます。
- 昼の仕事・学校が終わって直ぐ向かっても、これがギリギリ
- せっかくのデートだしヘアセットに行きたいから、これがギリギリ
- 家が遠くて、店に行くまで時間がかかるから、これがギリギリ
このような言い訳を設定して、これがギリギリだと強調します。
さらに、
頑張る必要はありませんが、お客様の提案を断るので、フォローのサービストークを付けるとより良いでしょう。
同伴の食事に長居は無用!しかし、短すぎても打算的で、お客様が萎えます。程よい満足感と、もう少し居たいと思える余韻。お客様の気持ちが、腹八分目になったところで、店に向かいます。

待ち合わせ場所
現地集合なども良いですが、私的には、店前集合がお薦めです。
お客様に対して、あくまで「同伴」だという緊張感を持たす為と、「飲食店は店の近く」というルールの徹底に対して、自然の流れが作れるからです。
他には、駅前や分かりやすい場所を。集合場所、飲食店の場所は、遅刻しないように、前もって、しっかり確認しておきましょう。
③待ち合わせ
さて、計画を立てた後は、いよいよ本番です。
ここから、素人さんとキャバ嬢の違いを発揮させます。
プロの仕事としては、貴女の演出で、お客様に「女の子が自分とのデートを喜んでいる、自分は女の子を楽しませている」と思わせることです。
前日の仕込み
ここから演出は始まっています。
最終確認の意味でも、前日にメールをしておきましょう。
「明日は、どうぞよろしくお願い致します♡すっごく楽しみです!」
翌日の同伴の時間を価値付ける為、余計なやり取りが続かない程度に、お客様のテンションを上げるような、サラっとした「仕込みメール」はしておいて下さい。
服装
彼氏でもなく、好きな人でもない、お客様との「疑似デート」、テンションが上がるわけではありませんが、お客様の方はデート気分です。
キャバドレスの原理と同じで、演出における「衣装」は大事です。
指名の為です。その「疑似デート」の仕上がり具合で、その日の延長本数が増え、今後の指名にも繋がるのです。目いっぱいオシャレをして来て下さい。

絶対に遅刻をしない
キャバクラは『時間』を商品としています。貴女が約束の時間に、遅刻をしてしまったら、延長して欲しいと『時間』のお願いをすることは、礼儀として矛盾する行為です。
貴女との時間を大事に思ってもらう為に、仕事中においては、まず貴女自身が、お客様との時間を大事にして下さい。
待ち合わせで、ときめかせる
お客様は、お店の外で会うと、店内で料金を払っているときのように気が大きくなっていないので、最初は緊張していることが多いです。
遠くから手を振ったり、小走りに駆け寄ったりして、デート感を高める演出をしましょう。
そして、
ニッコリ笑って、緊張をほぐして差し上げましょう。
ここからが、「同伴出勤」開始です!
④食事開始
同伴の食事は、お店での接客と同じ「接客」です。ただ飯を食べに来たという感覚では、良い仕事は出来ません。
例え相手が誰であっても、安居酒屋でも、めいっぱい楽しんでいる、美味しそうに食べている、喜んでいる。そんな様子で過ごし、男性の自尊心を満たしてあげて下さい。
直ぐに注文する
何より、お店入りの時間に遅れないようにしなくてはいけません。同伴の食事の時間帯は、飲食店が混雑している時間帯です。
時間のかかりそうな場合は、迷わず、早めに注文しおきましょう。デザートが出てくるのを待っていて、遅れてしまう場合もあります。出てくるのが遅れていたら、早めに店員さんに確認をしましょう。
携帯を気にしない
お店前の時間なので、他のお客様から連絡が無いか、当然気になりますよね。しかし、お客様は「同伴料」と「食事代」で、貴女との時間を買っていると思っています。
貴女が携帯を触っていたら、他のお客様と連絡を取っていなくても、何をしているのか気になるものです。
携帯は、あらかじめマナーモードにしておき、ポーチに入れておいたり、ハンカチに包んだりしておいて、お手洗いに行って確認しましょう。
もし、電話やメールをその場で確認したい場合は、「ちょっと携帯見ても良いですか?」と、一言お断りをしてから、確認をしましょう。

⑤飲食店を出る
同伴の店入りは、出勤時間の15分前までに入るのが目安です。
飲食店が、お店まで5分~10分の場所だとすれば、お会計をお願いするのは、出勤時間の30分前くらいです。その後5分~10分以内に出発しましょう。
お会計をお願いする
「ごちそうさまでした♡そろそろお店に行かないと・・。」
お客様からお会計を切り出してくれないときは、自分からお客様にお願いしましょう。飲食店が混み合っているようであれば、早め早めに、お会計をお願いしましょう。
食事の切り上げをゴネられた場合
そして、ここでもハートの戦士が登場することがあります。
どこで聞いたのか、お客様の中には、同伴の場合、出勤時間に融通が利くことを知っている人がいます。
しかし、ここで負けてはいけません。最初に設定した2時間を超えると、以下のリスクを負うことになります。
- 長く居過ぎると、満足されてしまい、延長率が下がる
- 万が一、逃げられでもしたら、ただの遅刻扱いになる
- 遅れて出勤すれば、勤務時間が減り、お給料が減る
- 一度許すとクセになり、毎回遅刻するハメになる
百害あって一利なしです!徹底抗戦の構えで、反撃して下さい!
新人らしく、
「お店から○時に来るように言われているから行かなくちゃ・・」
このように、お店からの指示で行かなくてはいけないと言い訳しても良いのですが、一番効果的なのは、
「罰金が、かかるんです」
この一言に尽きます。
だいたい、この質問をされます。
セット料金の倍以上の金額を あやふやな感じで答えましょう。
「2、3万円くらいだったかな・・」
ゴネるお客様は、ケチな人なので、セット料金よりも高い額を提示されれば、大抵は黙ります。
それでも万が一、
などと、食い下がってきた場合は、
「○○さんに迷惑はかけたくないです!でも私、お店に入ったばかりだから、罰金なんて払う余裕がないの・・だから急ぎましょう!」
本当は自分の為でしかありませんが、お客様の為に時間通りに行くのだと話をすり替えて、お会計をねじ込んで、お店へGOです!
お会計後
飲食店の外に出たら必ずもう一度、
「○○さん、ごちそうさまでした♡ありがとう♡」
男性と接する上で、してもらったことに対しての御礼を言うのは、一番大事なことです。お客様は、食事の代金も、お店で使うお金と同じように、貴女に使ったお金として考えます。
御礼は、何度言っても、言い過ぎることはありません。その都度、しっかり御礼は伝えましょう。
店へ向かう
お客様の中には、酔って調子に乗り、お店に向かう道中で、肩を抱いてきたり、手を繋ごうとしたりする人がいます。
仮に貴女が、接客サービスとして抵抗心が無くとも、お店の外では、誰が見ているか分かりません。そして、セット料金のかかっていない時間に、過度な接客サービスは無用です。
「外では恥ずかしいから・・また後でね♡」
後など本当は無くとも、サービストークで、やんわりかわして下さい。

⑥店到着、セットスタート
お店に入ると、お客様は先にお席に座って、キャストの準備が出来るまで待つことになります。
すぐに用意をする
モタモタと準備をしていたら、スタートが延びてしまい、セット数を稼げなくなる恐れがあります。そして、ここで待たせてしまっては、良い気分でお店入りしても、せっかくの余韻が覚めてしまいます。
また、付いた途端に席がカブってしまうと、同伴して味わわった「独占出来た感」も薄れることになります。
速やかに、歯を磨いて、ドレスに着替え、メイクを直して席に付きましょう。

次回の約束をする
同伴における「完全制覇」とは、次の来店予約を固めることです。お客様の気持ちが乗っているうちに、次回の来店、同伴の約束をしなければ、また一から営業をしなければいけません。
「美味しかった♡」「楽しかった♡」「時間があっという間だった♡」
とにかく、その日の食事を喜び褒めて、お客様からの「また行こうか?」の言葉を引き出しましょう。その日の飲食店の条件が良ければ、またその飲食店で同伴出来るように、「今日のゴハン良かったから、また行きたい♡」と、具体的にお願いしておきましょう。

やっぱり欲しいのは「延長」
仕込みを含めて、同伴までには時間がかかっているので、1セットで帰られてはガッカリですよね。
超お役立ち記事があります!!
キャバクラで延長してもらうための効果的な4つの営業テクニック
延長が取れなくても笑顔で受け入れましょう
同伴で延長を取れるかは、時給は発生していない「食事接待」を 貴女が頑張って、お客様を楽しませたかが、大きくかかってきます。
正しい努力をすれば、良心的なお客様は、すんなり延長をしてくれますが、ケチなお客様、意地悪なお客様相手だと、いくら頑張っても、延長をしてくれないこともあります。
でもそれは、その人の「飲み方」です。そういう人なのだと、今後の顧客管理のデータにしたら良いのですし、ご本人が楽しんで満足したのであれば、また貴女指名で、来店してくれるでしょう。

⑦御礼の連絡
キャバクラ営業の基本中の基本。「御礼の連絡」は、最重要ポイントです。
御礼の連絡は、その日のうちに
男性は女性と違い、事が終了すると、楽しかったなどの良い感情でも、余韻が冷めやすく、しかしながら、してあげたという自負はしっかり残ります。無礼だと思われないように、御礼の連絡は、営業後その日のうちにして下さい。
「今日は、デートしてくれて、ありがとう♡」「今日は、お食事に連れて行って下さって、ありがとうございます♡」「○○さんとゴハン行けて、嬉しかった♡」
営業感を誤魔化す為、店外デートの要求を未然に防ぐ為にも、「同伴」のワードは「デート」に変換させて、キャバ嬢との「デート」=「同伴」なのだと刷り込みましょう。
そして、一番大事なことは
「次のデートが楽しみ♡」「またゴハン連れて行って下さいね♡」
次回の指名に繋げることです。

同伴最大の利点、それは「顧客管理」
キャバ嬢として、一人前になるということは、「顧客管理」が出来るようになるということです。同伴には、顧客管理をする上での大きな利点が3つあります。
利点その1、確率の高い来店予約でシフトを組める
顧客管理をするには、来店予約を取り、シフトを組まなくてはいけません。その第一歩が、「同伴」を取ることです。
「同伴=予約」です。そして、自分が同行してお店まで行くので、通常の予約より、確実な約束になります。
利点その2、お客様のことが、良く分かるようになる
相手を思うように動かすには、相手を良く知ることが必要です。
一緒に食事をすると、実に相手のことが良く分かります。お客様の性格や価値観をよく知ることで、その人の求めるサービスを提供することが出来、やがては、自分の思うようにコントロールすることが出来るようになります。
利点その3、プライベート感を与え、信頼関係を作る
店の外での態度は、貴女のプライベートの姿だと、お客様は認識します。
お店の外だからこそ、気を抜かないようにすましょう。
お店の外だからといって気を抜くと、幻滅されることがあるので注意しましょう。
店外で雑な態度を取ってしまうと、お店に入ってから急に愛想良くしても、この子は時給が発生していないと良くしてくれないのだと思われ、今までの営業が打算と取られ、全て台無しになってしまいます。
店外でも変わらぬ態度を取ることが、信頼を頂くきっかけになり、長く指名を頂けることへと繋がります。

まとめ
- 同伴は、「ナンバー入りの扉を開く鍵」
- 同伴ルールを徹底し、あらゆるリスクを回避して、安全に確実に同伴をする
- 時給は発生しなくとも、同伴の「待ち合わせ」も「食事」も、全て仕事
- 同伴予定をしっかり組むこと、一緒に食事を共にして相手を知ること、同伴中もサービスを怠らず信頼を得ること、それが顧客管理へと繋がる
積極的に「同伴」を取りましょう!
お客様と店の外で会うこと、食事を共にすることは、最初は抵抗があるかもしれません。でも、他のキャストさん達が、同伴で余裕げに出勤をする姿を見れば、きっと貴女も同伴出勤がしたいと思うはずです。
同伴がたくさん入ることは、人気キャストの証です。
「この子と、同伴でも良いから、一緒に食事がしたい!」お客様にそう思われるよう、接客スキルを上げ、同伴引っ張りだこのキャストになりましょう。
