こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
キャバクラには
- 良客
- 地雷客
と呼ばれる2種類のお客さんが来店します。
良客とは一言でいうと“キャバ嬢”の仕事をわかってくれているお客さんです。
こちらが気を遣いすぎなくても、キャバ嬢の仕事を理解してくれて面倒なことを言い出さないお客さんは、いわば神のような存在ではないでしょうか?
それに対し、地雷客とはキャバ嬢を困らせる自分本意なお客さんです。
キャバ嬢は資格がなくても働ける上に高時給なアルバイトなので、ある程度の面倒臭さは割り切った方が良いです。
ただ、地雷客が多いと心が荒んで辞めたくなるのもわかります。
一つのお店でどれだけ長く働けるかは、良客の数にかかってるといっても過言ではありません!
今回は、良客だけ量産できる、キャバ嬢がするべき4つのポイントを紹介します。
良客だけ量産できる4つのポイント
良客を量産したいなら、お客さんにとって良いキャバ嬢になりましょう。
どんなキャバ嬢になればいいのか4つのポイントを説明します。
①ちゃんと毎回手を抜かずに接客する
どんなに長い間指名してくれているお客さんであっても、接客が手抜きになってしまってはいけません。
グラスに着いた雫はこまめにハンカチで拭っていますか?
お客さんのタバコにライターで火をつける時、火があたらないように片方の手で覆っていますか?
どんな些細な部分でもこれまでと同じ接客(サービス)を提供しましょう。
ちなみに、お客さんが手抜きだと感じるポイントは以下の通りです。
- 眠いからと会話中に上の空になっている
- ほかのお金を持ってそうなお客さんが来てくれそうだからとお客さんの前でメールをしている
- 相談もしないで勝手にシャンパンを頼んだりする
- 遅刻やドタキャン
- 都合の良い時だけ営業ラインして普段は返さない
こんな行動が続けば、良客であればあるほどキャバ嬢には告げずにお店に来なくなってしまいます。
美味しくなくなったレストランには黙って行かなくなるのと一緒。
今まで通り来たとしてもせめて使った金額分の元を取ろうと地雷客化するだけです。
「プロのキャバ嬢としての自覚がない女の子」だとお客さんが思ったら、キャバ嬢として扱ってくれなくなります。
いつ行っても全力で満足させてくれるキャバ嬢には、お客さんだって良客になるんです。
②一人のお客さんをエースにしない
エース(太客)を作ってそれに頼るような仕事をしていると、そのお客さんがお店にこなくなった時に売り上げが激減してしまいます。
毎月たくさんお金を使ってくれるお客さんは、全く無理をしていない大金持ちだというパターンは少なく、実際は貯金を使っているか自分の生活の何かを犠牲にしているパターンがほとんどです。
自分が太客なんだと気づけば、
と言い出すお客さんだって出てきます。
この人さえいれば大丈夫、という考え方は危険です。
エースを作らず細客を平等に大切にする方法は手間がかかりますが、地雷客に悩まされる事もありません。
③出来るだけ出勤する
指名客の数が売り上げに直結する為、指名をどうやって作るかがキャバ嬢にとっては重要なポイントです。
出勤日数が少ないとそもそも指名客を作るのに苦労します。
一見客やヘルプでついているお客さん相手の場合、「好みじゃない女の子だから困らせてやろう」とマナーの悪いお客さんも残念ながらいるんですよね。
「困らせてやろう」と考えているお客さんの席につくよりも、「◯◯ちゃんに会いたくて」と言ってくれるお客さんの席に座った方が、良客の確率は高いです。
出勤をできるだけした方がいい理由はほかにもあります。
しっかり安定した出勤をしてくれるキャバ嬢はお店から見ても助かる存在です。
お店目線いつ辞めるかわからないキャバ嬢に、お金のありそうな良客はつけません。
「癖のありそうなお客さんだからやめそうな子につけておくか」みたいな扱いになっている事も結構多いんです。
元から面倒なお客さんをコントロールして良客にするのは大変です。
なので、出来るだけ出勤してお店に「この子はまじめに働いてくれそうだから優先的にフリーをつけよう」と思わせましょう。
名古屋の人気キャバ嬢であるエンリケさんは毎日出勤していました。
人気キャバ嬢の共通点はやはり出勤日が固定しています。
いつ出勤しているかわからないキャバ嬢の場合、「指名で会いたいな」と思って飲みにいったりしても、数回お店に行って会えなければその後指名する気は消え失せます。
働きやすい環境を構築したいならレギュラー出勤は大事です。
④日々楽しそうにする
キャバ嬢の自慢話と愚痴ほどお金にならないものはありません。
“病み営”として弱音を吐いたり、悩み事を打ち明けたりしてお客さんを呼ぶやり方はありますが、それに引っかかるのは頼られている気分を味わえるからです。
お金を払ってキャバ嬢の感情のゴミ箱になりたい人なんていません。
もしいるとしたら、愚痴の多い女の子は抱けるという事実を経験則で知っている遊び人です。
そんなお客さんは数回指名して抱けないと思えば見切りをつけておしまいです。
陰気な雰囲気のキャバ嬢は運気が下がっていると考えるので、社長など縁起を大事にしている方は特に敬遠します。
日々楽しそうなキャバ嬢の方がお客さんウケは絶対良いです。
日々楽しそうにしているからこそ、たまにでる弱音や涙が効果バツグンなんです。
仕事と家の往復はセロトニンが不足して病みやすくなります。
たまには朝から趣味を楽しんだりして嫌な感情をリセットしましょう。
太客が地雷客化するのはしょうがない
キャバクラに限らず、お金や労力を使った相手には見返りを求めたくなるのが普通です。
人間関係はギブアンドテイクが基本。
キャバクラにおけるテイクとは、“キャバ嬢を手に入れる事”だったりするので、それができない以上は太客が地雷化するのはしょうがない時もあるとある程度諦めましょう。
諦めた上で地雷化を止めるためににできる事はあります。
- 「お金を使って」「お店にきて」と、自分から言いすぎない
- 高額のプレゼントを自分から買って?と要求しない
- ほかのお客さんと比べたりしない
たくさんお金を使ってアピールしようとするお客さんには、お金で簡単に落ちないんだという一面を見せ、「俺がやりたくてやってるんだ」と思わせなくてはいけません。
「◯◯ちゃんに言われたからしてあげたのに」と思わせないように振る舞いましょう。
そして、ほかのお客さんと比べるのは夜の世界だとご法度です。
ほかのお客さんの話をして互いに競わせるなんて事をするのはやめましょう。
まとめ
今回は、良客だけ量産できる、キャバ嬢がするべき4つのポイントを紹介しました。
人間には多面性があるので、周りのキャバ嬢からは評判の良いお客さんであってもなぜか仲良くできない事はあります。
それはお客さんも顔を使い分けるからです。
あるキャバ嬢にはセクハラしているお客さんも、ほかのセクハラが絶対NGなキャバ嬢を指名していたりするのは、その時の気分によって顔を使い分けているからです。
セクハラがNGであっても、その他の部分で「いい子だな」と感じてお金を使いたくなるポイントがあれば、そのキャバ嬢に合わせるんです。
多面性を利用すれば、地雷客を良客にする事もできます。
自分は何なら得意なのか何をされるのが一番嫌なのかを考え、「これなら嫌じゃないかも」というポイントを極めれば、自分にあった良客だけを量産できるのではないでしょうか?