こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
女性には実にいろんな髪型がありますよね。
- ショート
- ボブ
- ミディアム
- ロング
と髪の長さが違うだけで周囲に与える印象はかわりますし、それに加えて髪の毛の色や前髪の長さ、結んだり巻いたりしても雰囲気は変わります。
男性よりもいろんな髪型のバリエーションを楽しめるからこそ、髪型にはその人の趣味や個性が非常に良く出やすいパーツです。
キャバ嬢といえば盛り髪と言われていた2000年代の頃に比べると、最近のキャバ嬢はあまりゴテゴテに飾り立てないのが人気になって来ています。
キャバクラで稼ぎたいなら男ウケ・お客さんウケを狙うのはとても大事。
僕が過去にキャバクラ店長をしていて「この子惜しいなぁ」と感じた子はだいたいヘアメイクが男にとってときめかないものが多かったです。
今回は、実はお客さんウケが悪い髪型について8選ご紹介したいと思います。
お客さんに人気の髪型
まず、どういう髪型がお客さんには人気がでるのか調べてみると、いろんな意見が検索で出てくると思います。
ショートよりもロングが良いと書いてあったりするかと思うのですが、一方でショートが好きだという男性も少数派ではなくしっかり存在しています。
そもそも僕が考えるに、お客さんが好きな髪型には大きく分けて3つの条件があります。
- 髪の毛に艶がある
- ふわふわと揺れる
- 男が好きだと思う髪型から大きく外れていない
この3つ目の条件を満たしているかどうかが非常に肝心で、お客さんは目の前のキャバ嬢の髪型がショートでもロングでもアップでもダウンでもストレートでも巻き髪でも、「似合っていて可愛ければなんでも良いよ」と思っています。
ショートよりロングが無難
身も蓋もない意見ですが、ショートヘアーは小顔でエラが張っていない女性でないとあまり似合いません。
ショートヘアーが似合う女性は本当の美人な事が多いので、「ショートヘアーが好き」だというお客さんは、結局のところ美人が好きだという場合もあります。
顔が小さいという自信があるならショートヘアーに挑戦してみるのもありですが、
- 不特定多数のお客さんを効率よく捕まえたい
- 顔のパーツにコンプレックスがある
場合はロングヘアーの方が無難です。
実はロングヘアーは面長な女性に似合うヘアスタイルです。
「大人っぽいね」とよく言われる場合は、ロングヘアーを維持した方がより自分の魅力を引き立たせる事ができるでしょう。
お客さんから対象外になりやすい髪型
およそ9割のお客さんは、女性のヘアスタイルに対して詳しくありません。
しかし、
- 尖ってる
- 子供っぽい・女性らしくない
- 清潔感がない
- やる気がなさそう
と感じる髪型には拒否反応を示す男性が多いです。
そこでどんな髪型がそう感じるのか詳しく説明したいと思います。
①まるでアニメキャラのような現実にはありえない髪色

ピンクや青、緑やパープルなどの通常ありえないような奇抜な色の髪型は、女性目線ではおしゃれだと思うかもしれませんが、お客さんウケはすこぶる悪いです。
特に年配の男性であればあるほどウケません!
髪の毛を染めるならブラウン系やアッシュなどの街でよく見かける色味が無難です。
また、最近流行っている髪の毛の内側にピンクや青などの色を入れるインナーカラーという染め方も、指名客が多くないキャバ嬢は挑戦しない事をおすすめします。
そもそも男は髪の毛の中から青い毛がチラチラ見えてもときめきません。
艶があろうがロングだろうが、派手な髪色はなんだかアニメキャラのようにみえてしまい色気を感じないため話していて落ち着かないと思います。
②アイドルなら可愛いけどキャバ嬢ならやめた方が良い

この髪型は若くないとイタイです。
たとえ18歳であっても顔立ちによっては普通にアウト。
かなり子供っぽく見えてしまうので、大人っぽい顔立ちのキャバ嬢なら若ぶっているようにみえますし、童顔なキャバ嬢なら芋くさくなります。
ツインテールが好きだというお客さんはキャバクラにはあまり遊びにこないので、積極的にツインテールをするのはやめましょう。
同様に、三つ編みなども子供がするような髪型になるのでよくありません。
どうしても三つ編みがしたいなら編み込みを一部分に入れるくらいの控えめなアレンジでとりいれるといいでしょう。
イベントなどにするのがいいですね。
同じテールならポニーテールがおススメです。
うなじがチラチラ見える髪型に男は弱く、髪の毛が動くたびに揺れるのもときめくという意見が多いです。
ひっつめて結んでしまうと隙がなく見え、下の位置でただ結んだだけの場合は主婦っぽく見えてしまうので、高い位置で結んだあとに髪の毛を少しほぐしたり、結び目をアレンジしたりと、ポニーテールもちょっとアレンジを入れると可愛いと感じます。
③まるでヘルメットか菊人形のように見えるパッツン

前髪ぱっつんはあまりにも重くぱっつんすぎると不自然さがでてしまいます。
特に風がふいても揺れないレベルで固めてあると違和感は激しく、よほど目鼻立ちが整っていないときつい髪型になります。
- ヘルメットのように見えてしまう
- 髪色によっては日本人形
- 色気に欠ける
女性目線では可愛く感じる髪型ですがお客さんウケは悪いです。
ぱっつん気味レベルなら可愛く見える事もありますが、やはりやり過ぎないのが一番です。
前髪を作るなら、適度にシャギーを入れておでこが少し見えるようにすると良いでしょう。
④ウィッグがずれているように見えてしまう…

オンザ眉毛とは眉毛の上に前髪がある髪型です。
この髪型が好きな男性はキャバクラには飲みにこないと僕は断言できます。
幼くみえるだけでなく、昔シノラーでブレイクしていた篠原ともみを思い出してしまうんですよね。
篠原ともみをしらなくても、この前髪をしていると不思議ちゃんに見えるのでツインテールよりもイタイとお客さんが感じてしまう髪型かもしれません。
前髪を一直線にばつんと切ったりするのって、おしゃれなのかもしれませんが、男目線だと「切るの失敗したのかな?」「切りすぎたのかな?」と思うだけです。
なにより色っぽさにかけます。
かなりの美人であっても損する髪型なので何事もほどほどが一番です。
⑤お風呂に入ってるの?と聞きたくなる

無造作すぎるセットも抜け感のつもりがやりすぎてしまった結果、お客さんからは「髪の毛にブラシを通してないのかな?」と思われてしまう髪型です。
やりすぎなほどにボサボサに髪の毛を散らしたセットをしてしまうと、清潔感がなく見えてしまうので注意した方がいいです。
お客さんは女性の髪の毛には艶を求めています。
そういった意味でも、ボサボサ髪は艶を感じられないのでよくありません。
ひと昔前に流行ったスジ盛りが廃れたのもそれが原因だと僕は思っています。
髪の毛をコームで逆立てて盛るようなセットはもう廃れています。
まだしているならさっさと辞めましょう。
無造作である事をアピールするより、いつも髪の毛を整えてセットして綺麗だなーと感じさせた方がいいです。
ボサボサ髪に見えないようにお風呂でトリートメントをしたり、髪の毛にいい食材を食べたり、寝る前にはしっかりブローして寝たりする事を心がけましょう。
⑥完全におばちゃんか気が強そうなレゲエ風の髪型

スパイラルパーマはハードパーマとも言います。
この手のパーマはオシャレではありますが、男目線でみると「オバさんぽいな〜」と感じてしまう事は否めません。
こういうパーマが好きだという人はあまりいない上に嫌いだという人は結構多いです。
なぜなら、気が強そう・隙がなさそうな髪型なんです。
正直言うと近寄りづらくお客さんを萎縮させる髪型と言えます。
パーマをかけるならふんわりとしたゆるいパーマをかけた方が可愛いと思います。
キャバ嬢をしようと考えるなら、コーンロウや刈り上げをする人は流石にいないとは思いますが、そういう髪型も絶対にやめた方がいいですね。
男は刈り上げしている女性にはときめきも癒しも感じません。
⑦貞子にしかみえない

黒髪ストレート自体は清楚な感じがして好きだと言う男性は多いですが、髪の毛が長すぎると一気に重くて野暮ったく見えてしまうので要注意です。
まず、黒髪ロングストレートってただ伸ばせばいいだけじゃありません。
艶がなければ一気に不潔な印象を持たれてしまうので、枝毛や縮れ毛などの髪の毛の痛みはかなり神経質にケアしなくてはいけません。
キャバクラでは座って接客する事がほとんどです。
髪の毛がお客さんのスーツにかかってしまったり、髪の毛を持ち帰らせてしまうような事や、間違って髪の毛を踏まれるような事があったりするなど、そもそも黒髪ロングストレートはキャバ嬢がするには向いていない髪型です。
腰まで長くするのは個人的にやりすぎですし、長く伸ばすなら胸が隠れるあたりまでの長さが限界だと思います。
そして、髪の毛の痛みが少しでも気になる場合は染めた方がごまかせます。
⑧男だと思ってしまう…

さっぱりとさわやかな印象があるショートヘアー。
ショートヘアー自体は結構好きだと言うお客さんはいるものの、髪が短すぎるとそれはそれで「いい子なんだけど男にしか見えないから指名しない」と思うお客さんは多くなります。
少年ぽくなってしまうのでキャバ嬢らしさは正直言ってありません。
ベリーショートはそもそも人を選ぶ髪型です。
髪の毛で輪郭が隠せないので、顔が大きかったりエラがはってたりするとそれが目立ってしまいます。
コンプレックスがあるならそれを隠せる髪があるほうが便利です。
昔も今もキャバ嬢に疑似恋愛を求めるお客さんは多いですし、女らしさを感じるキャバ嬢の方がお客さんは無意識に甘くなります。
ロングヘアーでないとダメなお客さんと、ショートヘアーでないとダメなお客さんなら、確実に前者の方が多いです。
よりたくさんの指名をつかみたいなら、ロングヘアーにしてお客さんに女性だと言うことをしっかりと意識させた方が効果的です。
どうしてキャバ嬢は奇抜な髪型をしてはいけないの?
どうしてキャバクラで働くなら奇抜な髪型をしてはいけないのか?というと、キャバクラでの主役はキャバ嬢ではなくお客さんだから。
芸能人や歌手やモデルの場合はお客さんになる対象の分母が大きく、また年齢層や性別などばらつきがあります。
奇抜な髪型や尖った服装をする人間に憧れる人が少なからず存在しますし、そういう人達がファンになってくれます。
なのでそういうキャラ付けとしてそういう格好をするのも芸能界なら戦略として成立します。
その他大勢の芸能人の中で埋もれてしまうよりは、目立たなくてはいけないからです。
しかし、キャバクラの場合はお客さんの対象になりうるのはほぼ男性です。
ごく一部のカリスマキャバ嬢と呼ばれる人気嬢になれば女性客もつきますが、ほとんどは男性のお客さんからの指名を得る為に頑張らなくてはいけません。
お客さんはキャバ嬢に憧れるというよりは、ときめきや癒しを求めてお店に飲みに来ます。
なので、自分が主役だと考えたキャバ嬢と話すのは癒されず居心地が悪いと感じてしまいます。
相手がどう思うか?という視点で考えるのはどんな仕事でも重要な事です。
お客さんがどう思うか、という観点で行動できないキャバ嬢にお金を使おうと思うお客さんは少ないです。
お客さんはキャバ嬢と話したくてお店に来るという事を考えて、キャバ嬢らしい髪型を心がけましょう。
髪型で自己主張しなくても、自分らしさがアピールできるポイントはたくさんあります。
まとめ
今回は、実はお客さんウケが悪い髪型について8選ご紹介しました。
ありのままの自分らしさを大事にしたままキャバクラで働こうとしても、思うように稼げないという現実が待っています。
お客さんに「この子はなんだかキャバ嬢らしくないな」と見た目で思わせるのではなく、「この子はキャバ嬢っぽい見た目をしてるけど、実際に話してみるとちゃんとしてる子なんだな」と思わせた方が絶対に得です。
人は見た目が9割という言葉があるように、自分の対象内に入らない相手の内面をちゃんと知ろうとは思いません。
キャバ嬢は一輪のバラではなくてかすみ草のような存在であると僕は思います。
一輪のバラとしてお客さんを自分の引き立て役にしてしまうキャバ嬢とは喋ってても楽しくありません。
どんなバラ(お客さん)でも輝かせてあげられるかすみ草を極めて、唯一無二のかすみ草になる事をめざしてください。