こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
僕が店長をしていた時、在籍していたキャバ嬢から「お客さんとどんな話をすれば盛り上がるのかがわからない」という悩み相談を受けた事が結構ありました。
初対面の人と話をして気に入ってもらうのって難しいですよね。
キャバクラだけでなく合コンにも言える事ですが、男性に好印象を持たせる会話の仕方は、ボケやツッコミやギャグを披露してたくさん笑わせる事ではありません。
男性は笑えば笑うほど、その相手に色気は感じなくなっているという研究結果も出ています。
今回は、お客さんと今よりも距離が近づく10個の話題について話したいと思います。
お客さんは初対面のキャバ嬢を信じていない
- キャバ嬢を口説いてあわよくばSEXしたい
- 寂しさを紛らわしたい
- キャバ嬢からちやほやされたい
- キャバ嬢に癒されたい
- キャバ嬢を接待の華として使って商談を成功させたい
キャバ嬢に来るお客さんの目的は以上の5つが考えられます。
飲みに来るお客さんの心境として、出会ったばかりのキャバ嬢を信用する人はほとんどいません。
お店に飲みに来るくせに、
- どうせ営業メールをしてくるに違いない
- こいつはキャバ嬢だから男を手玉にとるんだろう
- お店に来てお金を使って欲しいだけで俺に興味がある訳じゃない
と考えて、指名しているキャバ嬢に対して利用されたくない一心から、キャバ嬢の言動を疑い警戒しています。
お客さんとキャバ嬢は生育環境や職場だけでなく性別や立場も違います。
その他大勢のキャバ嬢とは違う特別なキャバ嬢になる為には、お客さんの中にあるキャバ嬢(自分)に対する意識を変えなくては行けません。
お金だけ引っ張られて騙されたくないとこちらを警戒している相手の緊張を解くには、やはり話題の選び方が重要になります。
どうすればお客さんと距離が近づくようになるの?
手っ取り早いのはお客さんとの共通点を作る事です。
喧嘩するほど仲がいいなんて真っ赤な嘘なので、俺とこの子は気があうと思わせる為にもお客さんの話を否定してはいけないのは基本だと考えましょう。
お客さんの緊張をとくなら自己開示が大事です。
「お客さんにプライベートの自分の事なんか話したくない」と思うかもしれませんが、自己開示することでお客さんと信頼関係を築くことができます。
自己開示できる話題について具体的に説明していきます。
①お金や健康に関する心配事
こういうお金や健康に関する話は相手の心の壁を取り除きます。
と返ってきた場合、目の前のキャバ嬢に親近感をお客さんは感じます。
そこから相手の花粉症の悩みを聞くことで共通点を作るきっかけになります。
花粉症に限らず、腰を痛そうにしている相手には腰痛の話をして相手から話しだすように仕向けたり、二日酔いの人には昨日飲み過ぎた話を振って話すように仕向けましょう。
②自分がイライラしたこと、許せないこと
仕事で部長の愚痴を口にしたお客さんにいうとかなり効果的な言葉になります。
怒りの感情で共感するとかなり盛り上がれるので結託しやすくなります。
ただ注意して欲しいのはイライラした事や許せない事なら何でもOKという訳ではありません。
お店の同僚や特定の企業を対象にしてしまうと無意味な衝突を招いてしまう可能性があるので、「公務員って楽しててほんと許せないんだよね」「阪神が負けるとかほんとありえない!」(歌舞伎町のキャバクラで口にする)みたいなことはあまり言わない方がいいです。
③ 人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
幸福や楽しさを感じるポイントが共通していると「俺たちって同じ気持ちなんだ」と思いやすくなるので、心理的な距離が近づきます。
といった言葉を口にされればお客さんも悪い気はしませんし、気持ちを合わせようと無意識に考えるので今よりも仲良くなれます。
④ 自分が改善したいこと
こういう発言をする事で引いてしまうお客さんも出てきますが、「応援したい」と考えるお客さんもいます。
自分が改善したい事を口にする事で話題も生まれますし、それがお客さんが得意な事なら教えてもらう事もできますよね?
なんて展開に運ぶ事もできます。
教えて?という構図を作ると男は頼られる事に弱いです。
⑤自分の夢や目標、野望
「とりあえず楽に働きたいからキャバ嬢してる」なんて馬鹿正直に口にしていては、お客さんもその辺によくいる適当なキャバ嬢としかみません。
たくさんお金を使ってもらう為にも、自分の指名しているキャバ嬢は普通のキャバ嬢とは違うと思わせなくてはいけません。
といった夢や目標を口にしましょう。
相手がそれに共感し応援したいと思ってもらえれば、その夢を一緒に叶えようとしてくれるはずです。
⑥ ちょっとエッチな話
セクハラパワハラとうるさい今、お客さんが安心してセクハラできるのは、プロの女性しかいません。
ボディタッチはサービスにないのでかわすべきですが、ちょっとエッチな会話であれば嫌がるよりも乗った方がお客さんに気に入られやすくなります。
とはいえ自分から下ネタを話す必要はなく振られた時のリアクションが大事です。
と、恥ずかしがってみせ、お客さんの肩を叩いてボディタッチし、続きを聞きたいとちゃんと促す。
そういうちょっとエッチな事に興味がある女の子を演じる事ができれば「もしかしたらもっとお店に行けばエッチできるかも」と思うので、来店頻度が上がります。
下ネタに乗っても実際エッチしなければキャバ嬢の勝ちです。
なんて言われると男は結構引っかかりますよ(笑)俺もエッチしたい!って考えてお金使います。
⑦自分の弱点やマイナス面
と、お客さんが「そんな事ないよ」といえる弱点やマイナス面を見せましょう。
と相手のおかげでコンプレックスが解消できたと口にすると、「俺の影響がこの子にそんな大きいんだ?」と考えてお客さんとの距離が近づきます。
自分の弱点やマイナス面を話せるのは仲良くないと無理だと普通考えます。
見せてくれるこという事は信用してくれてるのかな?と感じます。
「俺には本当の◯◯ちゃんを見せてくれてるんだ」と思わせられれば勝ちです。
⑧怒ってしまう出来事
といった風に怒ってしまう事についてしっかり口にするのもいいと思います。
どちらかというとお客さんがこちらに少し興味を持ち始めたくらいの時に口にするのがベターです。
「この子は真面目なんだ」と思わせられます。
怒ってしまう出来事がかぶると共通点を作れます。怒りの共通点は仲良くなる為の起爆剤にもなります。
⑨自分の趣味や興味
お客さんが初見の時に口にしていた趣味について調べましょう。
アニメが好きって言っていた場合帰ってすぐに調べてください。
といった風に、お客さんの趣味に自分自身を合わせてください。
お酒も飲んでるし自分で趣味の話をしたことを忘れるお客さんって結構多いです。
「え!俺もワンピース好きだよ」なんてもう一度趣味の話をしだす事もあります。
自分の趣味をダラダラと話し続けるのはNGです。
⑩恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
自分の恥ずかしかった事や罪悪感を覚えた話も盛り上がります。
といった風に失敗談を口にして相手にも聞く方法はお客さんの緊張を解く事ができます。
「俺も前こんな事しちゃってさー」とお客さんが自分の話をした時はしっかりリアクションをとりましょう。
まとめ
今回は、お客さんと今よりも距離が近づく10個の話題について記事にしてみました。
信頼関係を築いてからプライベートな事を話すというやり方をするのではなく、プライベートな事を話す事で信頼関係を築くテクニックがあります。
先程あげた10の話題は、どれもお客さんとの信頼関係を構築しやすい話題になっていて、社会心理学者のゲイリーウッドが発見した10の法則だと言われています。
これらを使いこなして、お客さんにあなたは私にとっての特別だというアピールをしていきましょう。
お客さんに選ばれるのを待つのではなく、お客さんをどんどん選んでいく。
そういうキャバ嬢を目指して使ってみてください!