こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
キャバクラにおける色恋営業は、一言でいうとお客さんに「こいつもしかして俺に気がある?」と勘違いさせる営業方法です。
その為、勘違いしたお客さんはキャバ嬢からみると気持ち悪くなります。
ストレスを避けて稼ぎたいと考えるキャバ嬢は色恋営業をする事から逃げがちですが、するべきタイミングで色恋営業ができないキャバ嬢は仕事ができないキャバ嬢だと僕は思います。
ホストにも同じことが言えるんですが、お客さんがお金を払いたいと思うのは指名している相手が自分にとって都合の良い言葉をくれる理解者だからです。
お客さんとの関係を構築していくにつれ、友達営業やオラオラ営業、ファン営業など次第に関係性がスライドしていく事はあっても、最初に指名をもらったりお店に通ってもらうように仕向けるまでは使ってくれる金額を考えても色恋営業を使うのが一番効率的です。
惚れた女に男は弱いんです。
今回は、色恋営業が苦手なキャバ嬢のために、お客さんを惚れさせる思わせぶりな色恋テクニックについて紹介したいと思います。
色恋とかしてないです〜ってキャバ嬢の発言はほとんど嘘
たまにみかけるのが、有名キャバ嬢の「色恋してないです」って発言。
あれを真に受けてませんか?あんなのはテスト勉強してないって言ってる学生と同じです。色恋してなくて稼いでるつもりで、男から見ればちゃんと色恋になってるパターンってだけです。
そもそも、キャバ嬢になって色恋営業を一度もせずに稼いでるキャバ嬢は99%いないですよ。
特に田舎であればあるほど色恋営業はかなり大事です。
湯水のようにキャバクラ遊びにお金が使える男性なんてそんなにいないんです。
ごく一部のお金持ちと違ってキャバクラにお金を落としてくれる殆どのお客さんがある程度の年齢と役職をもった企業勤めのサラリーマンです。
使用金額に限界があるお金でキャバ嬢と話していい気持ちになりたくてお店に来るんです。
芸能人並に美人なら特になにもしていなくても、お客さんが一目惚れしてくれるかもしれません。
ただそれも最初だけです。
「美人なら色恋しないでお客さんを男として見なくても勝手に夢中になってくれて楽に稼げる」って考えるのは美人のキャバ嬢に失礼です。
どんなに綺麗でも話していて「こいつは俺に興味がないな」と思うキャバ嬢は数回指名すれば行かなくなります。
露骨な色恋営業をしてなくても売り上げがあるキャバ嬢はちゃんと“お客さんに興味がある”という態度をみせています。
「お客さんに興味がある」という態度が出せないキャバ嬢は色恋営業も下手です。
どうすれば「気がある」と勘違いさせられるのか
接客しているお客さんが、米津玄師だったとします。
そうすれば、きっと今より色々訊きたい事が沸いてきませんか?
連絡先も必ず交換したいでしょうし、普段何をしているのか、血液型から年齢、身につけている小物ですらめちゃくちゃ気になるはずです。
お客さんの言葉にももっと耳を傾けますしずっと話していたくなりますよね。
「目の前にいる人は米津玄師じゃないし、興味なんかモテない退屈なおっさん」
だと言いたいかもしれません。
しかし、思わせぶりな女性って何が上手なのかというと、「俺ってこの子にとって特別?」と思わせるのが得意って事なんです。
そこが下手だといくらボディタッチをしてもさしすせそを連発していても、指名には結びつきません。
仕事のできないキャバ嬢はお客さんに興味がないのがバレている
お客さんの話にちゃんとリアクションをしていますか?
興味がない話ってつい退屈に感じてしまうと思うんです。
こんな反応をして褒めた気になってませんか?
こうキャバ嬢から言われるとお客さんはこれ以上この話は話せなくなります。
- いつからその仕事をしているのか
- 一体どういう仕事なのか
- 仕事にやりがいはあるのか
- ◯◯って大変そう、難しそう
もっと話したいんです。なんならもっと聞いてほしいんです。
聞いた上で的確に褒められたいんです。
自分から褒められるために話し続けるのは恥ずかしいからキャバ嬢から掘り下げて質問してほしいんです。
なんて返事をされたらもう二度と話すかって思います。
他にも考えられる興味がない時の反応を紹介します。
- 全然話題を広げない
- 相手の話に乗っかって自分の話をする
- 携帯を触っている
- 貧乏ゆすり、髪の毛など触っている
- 話を遮る
- 話の途中で自分の意見を出す
- 目をあわせない
- つまらなさそう
- 相槌を打たない
こういう態度をお客さんが喋っている時にとってしまうキャバ嬢は今すぐやめましょう。
話を聞くって聞き流すって事じゃない
話を聞いてる時に「うんうんうん」「あーそれね」という感じで相槌を連呼している人は、たとえ癖だったとしても人の話を聞いてないと思われます。
キャバ嬢は聞き上手になればいいとよく言いますが、聞き上手になる為に一番重要な点は「話していて気持ちいい」と話している相手に思わせる事です。
- 相槌が連呼で文脈とあっていない
- 「たしかに」「なるほど」「すごーい」といった言葉を連続でいう
- お客さんの会話を遮る相槌を打つ
- お客さんの話に特に笑う点もないのに笑い出して台無しにする
こういうキャバ嬢とは話していても気持ちよくなれません。
お客さんの話をちゃんと聞いていれば思わせぶりになる
上記のことを意識してお客さんの話をちゃんと聞く事を心がければ自然と思わせぶりなキャバ嬢になれます。
人の話をちゃんと聞くのって簡単じゃないですよ、疲れます。
お客さんの話をちゃんと聴いているキャバ嬢の行動を3つ紹介していきます。
①会話中にしばしば目が合う+笑顔
目は口ほどにものをいうという言葉もあるように、目が合う回数が多い人間に人は好感を抱くという研究結果が出ています。
話している時に目が合わない人間には「話聞いてるのかな?」「つまらないのかな?」と気になってしまい、楽しくはなせません。
目を合わせて話しを聞いてくれる相手には聞いてくれていると安心して話せます。
相手の会話が一段落した時に微笑んでみるのも効果的です。
男って、たくさん話さなくてもこの女は俺の事を理解してくれているってドリームを夢見てます。
会話が終わった時にニコニコしてくれるキャバ嬢はそのドリームを見させてくれるんです。
②「それで?」「ええ〜!どうなったの?」と、お客さんの話をワクワクしながら聞いて話の続きを促す
自分が話し上手になったかのように錯覚させてくれるキャバ嬢は人気が出ます。
話の続きを促すためには、お客さんの話をちゃんと聞いていなくてはいけません。
と、話しを聞いていなければできない質問などを織り交ぜながら、話を聞く事に心がけていると、必ず
と言われるタイミングが来ます。
相手がすっきりするように話を聞いてあげる事ができれば、「会いたいな」と定期的に思わせる事ができます。
③ピンポイントに褒める
男は褒められたい生き物だとよく聞きますよね。
となんとなく褒めているキャバ嬢もいるかもしれませんが、雑な褒め言葉はあまり相手には響きません。
褒め言葉を嘘だと思われないように具体的なポイントを褒めるようにしましょう。
女性だって「かわいいね」だけ言われると「どこが?」って思うと思うんですよ。
といった風に、具体性のあるかわいいを言われてはじめて「この人はそう思ってるんだ」と信じてもらえます。
お客さんも同じです。
といった風に褒めなければ、せっかくの褒め言葉も雑なお世辞で終わってしまいます。
相手に「どうせ嘘でしょ」と言われても認めずに言い張りましょう。
悪い気はしませんから。
お客さんの話を楽しそうに聞けば聞くほど勝手に勘違いする
お客さんの話を聞く時に3つのポイントを意識すると何が起こるのかというと
と、考え始めます。
本来であれば“仕事だから”というのが答えなんですが、“仕事だから俺の話をこんなに真剣に聞いてくれている”と言うことも“仕事で話を聞いてくれている相手に依存している”自分も認めたくない状態になっています。
そうなると、人は認知的不協和を感じます。
認知的不協和とは人が自分の中で矛盾する認知を同時に抱えたときに、それを解消しようと自分の態度や行動を変更しようと考える思考のことをいいます。
その結果、
- キャバ嬢が真剣に話を聞いてくれているのは俺が他の客とは違う存在だから
- キャバ嬢が俺に笑ったりするのは俺に内心惚れてるから
- 俺がキャバ嬢に逢いにくるのは俺に惚れてるこいつを安心させたいから
と、考えて色恋営業にはまってくれるようになります。
まとめ
今回はお客さんを惚れさせる思わせぶりな色恋テクニックについて紹介しました。
男も女も自分に興味を持ってくれる相手は失いたくないものです。
思わせぶりな女になるには地道な努力は欠かせません。
時にテクニックも大切ですが、まずは目の前のお客さんに興味を持って色々と話をしていきましょう。