こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
「最初は良いお客さんだと思ったのにどんどん面倒なお客さんになって、気付けば顔も見たくない存在になってた…」
そんなお客さんが出来て出勤するのが嫌になってしまった経験はありませんか?
地雷客とは、
- メールやLINE、電話の返信を時間を問わず常に要求してくる
- 枕営業をしつこく誘ってくる
- 手以外を触ってくる
- 他のお客さんを接客していると怒る
- アフターを断ると怒る
- お店に来ないで店外で会いたがる
- 毎回説教や暴言が激しい
- キャバ嬢が嫌がっている事をわざと辞めない
- 約束を守らない
簡単にいうとキャバ嬢を困らせるお客さんです。
全てのお客さんが最初から地雷客ではなく、実はキャバ嬢の行動が原因で地雷化してしまっているパターンがあります。
キャバ嬢の行動でお客さんの地雷化を止められるなら止めたいですよね?
今回は、お客さんが地雷化する4つの理由とキャバ嬢ができる対処法について紹介します。
お客さんが地雷化する4つの理由
お客さんが地雷化してしまうのには4つの理由があります。
順番に説明します。
①お客さんがお店に通ってくれている状況に甘えが出ている
男性は女性よりも変化を嫌う生き物です。
お店に通うルーティーンが生活の中に組み込まれれば、何かよほどの変化が起きない限りはお店に通ってきてくれる人が多いです。
なぜなら、新しいお店を探したりお気に入りのキャバ嬢を探したりという作業には、たくさんの時間とお金を使うからです。
物事の取捨選択や決断は脳が疲労する行動です。
男性は日々仕事で決断を繰り返している為、仕事以外はなるべくルーティン化している人が多いです。
- お気に入りのラーメン屋に週3で行く
- 週末は必ず早朝から釣りに行く
- 火曜日は必ずカレーを食べる
こういった決まりごとに安心するのは男性に多い思考回路なんです。
なので今指名しているキャバ嬢が毎回100点の満足度を与えてくれれば、わざわざ他のキャバクラを新規開拓しようとは思いません。
新規開拓したくなるのはこれまでのような満足を得られなくなった時です。
例えば、
- 同伴での遅刻・ドタキャン
- アフターのドタキャン
- 接客中にスマホを触る
- 前していた会話を忘れている
- 営業メールがコピペ
- 名前を間違って呼ぶ・忘れている
- 「お前」「やばい」「うめー」などの乱暴な言葉使い
- 極端に太る
- 接客中、背もたれにもたれている、足を組んでいる
こういう接客の劣化にお客さんは内心気づいています。
気づいていて見ないふりをしてくれていますが、それにも限界があります。
優しさにあぐらをかいていると、お客さんはいずれお金を使った分の元を取ろうとします。
また、「こいつもこないだドタキャンしてきたし、ドタキャンしてもいいか」とやり返されたりもします。
人間関係は鏡と一緒。
お客さんが地雷化してきていると思った時には、自分の態度や行動を見直すのも大事です。
②お金を無理させている
好きになったキャバ嬢にはつい見栄をはりたくなるのが男心。
キャバクラに遊びに来ておいて「今日はあまりお金ないんだ」なんて、プライドがあればあるほど言えないですよ。
だから、そういう時の無理ってお客さんにダメージとして残ります。
という発言はそういう無理をさせすぎたお客さんが口にする言葉です。
と、お客さんが何度かシャンパンをいれてくれたからと、毎回シャンパンをいれるように誘導していませんか?
キャバクラに使えるお金が月に5万円が限界のお客さんに、無理させて10万円遣わせるような行為をしていると、貯金がなくなっていくにつれてお客さんはお店に来れなくなると考えるので地雷客に変化していきます。
長く卵を産ませたいなら、鶏を殺すような真似をするのは賢いとは言えません。
と、お客さんに選択権を渡しましょう。
というような話題で今日はあまりお金がないのかな?と察した時は、わざと「私、今日は◯◯の気分〜」といつもよりも安いお酒が飲みたいと言ってみるのもいいでしょう。
状況に応じてお客さんのプライドを守ってあげられるキャバ嬢のお客さんは、無理をしないので地雷客になりません。
一人のお客さんから無理してお金を引っ張り貯金を全部食いつぶして捨てるような営業をしていれば、指名のお客さんが次々と地雷客化するのは当然です。
③色恋接客しすぎている
色恋接客にはフリーを指名につなげる即効性があります。
もう結婚して子供もいるようなお客さんであっても、若くて綺麗なキャバ嬢から気のあるような態度をとられればドキドキしちゃうんです。
とはいえ色恋営業の使い方を間違えてしまうと、地雷客を作ってしまうので要注意。
ベタベタしすぎたりプライベートで会ったりし過ぎると、遊び慣れていないお客さんなら勘違いします。
と言った間違った期待を持たせてしまうと、いずれ顔を見るのも嫌になってしまいます。
色恋営業をしても大丈夫そうな相手とダメそうな相手は見極めてからした方が良いです。
「嫉妬深そうだな」と感じたお客さんには敢えて友達営業にしてみたり、お客さんに合わせた接客を心がけましょう。
④お客さんの顔色を伺いすぎている
お客さんの言う事を聞くのは良いキャバ嬢の特徴ですが、顔色を伺いすぎてノーが言えないのは駄目です。
なぜなら、尽くされ過ぎると人はその相手に対して退屈さを感じてしまいますし、その相手を見下すようもなるからです。
人間関係はお互いの反応や言動で形成されるので、一度「こいつはなにをしても怒らない」と思われてしまうと、便利な女になって大切にされません。
と、キャバ嬢を大切にしてくれるお客さんを作った方がストレスは減るはずです。
対等に話し合えるお客さんを作りたいなら、気持ちを抱え込みすぎずちゃんと言いましょう。
みたいな反応をしていると、お客さんだってそのキャバ嬢が今どういう気持ちなのかわかりません。
顔色だけで気持ちを読み取れる女性と違い、察するのが苦手な男性は多いです。
「全然大丈夫なんだ。じゃあ◯◯ちゃんは後回しでいいか、怒ってこないし」と後回しにされます。
いい女ぶるとそれが裏目にでます。
それなら、
くらい言った方が良いです。
キャバ嬢だからと常に仮面をかぶる必要はありません。
自分の意見を必要なタイミングで言える・怒るべき時には怒れるキャバ嬢の方が、お客さんも喋っていて飽きません。
地雷客にさせない為にキャバ嬢が出来る対処法とは
地雷客にさせない為にキャバ嬢が出来る対処法は、以下の3つの方法です。
- 色恋営業をし過ぎない
- お客さんからの要求を断る事を恐れない
- ちゃんと仕事する
色恋営業はお客さんの恋心や男の性を利用して稼ぐやり方なので、どうしてもお客さんの勘違いを増長しやすいです。
気を持たせるような事を言ったり付き合ってるんだと思わせたりしていたら、お客さんだって面倒なことを言いたくなりますよ。
なので、色恋営業をするなら面倒なお客さんを転がすテクニックも同時に磨いた方が良いです。
そして、「怒られたら面倒だから」とお客さんからの要求はなんでも飲まずに、自分の中で抵抗がある事・できない事は、ノーという勇気を持ちましょう。
というふうに、無理な要求は断りつつお客さんが「わかった」と言えるような落としどころを用意してあげると良いです。
最後に、ちゃんと仕事をするのは大変です。
慣れてくるとどうしても雑になってしまいます。
ただ、どんなに疲れていたとしても手抜き接客はお客さんを幻滅させるので、お客さんの優しさにあぐらをかくのはやめましょう。
プロとしてプライドを持って仕事をしているキャバ嬢には、お客さんも一目置きます。
「遊ぶお金が欲しいからキャバ嬢になっただけなら、お金をあげればお店じゃなくても会えそう」
と、思われないように振舞いましょう。
自分の軸をしっかり持ちながら働けば、お客さんもキャバ嬢として成功する未来を一緒に応援してくれるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、お客さんが地雷化する4つの理由とキャバ嬢ができる対処法について紹介しました。
お客さんが一人のキャバ嬢に執着すれば、お店で使ってくれる金額もあがりますがその分地雷客になりやすいです。
「こんなにしてあげているのに」という気持ちが強ければ強いほど見返りを求めるからです。
太客に依存せず、バランスよくお客さんを育てれば「こんなにしてあげている」という気持ちをぶつけられにくくなります。
自分にはなにができてなにができないのかを一度しっかりみつめなおして、うまくお客さんをコントロールしていきましょう。