こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
「◯◯ちゃんって隙がないよね〜」とお客さんから言われた事はありますか?
隙がない事はある意味しっかりしているという長所でもあるので、誰かに付け入られたり騙されたりといったトラブルに巻き込まれにくいというメリットはあります。
しかし、キャバ嬢をしていてお客さんから「◯◯ちゃんって隙がないよね」と言われたなら、残念ですがそれは褒め言葉ではありません…。
なぜなら「この子は口説けないな…」と感じて口説くのを諦めてしまった時に出る言葉だからです。
隙がないキャバ嬢を実力で口説き落としたい!というツワモノも中にはいますが、キャバ嬢として稼ぎたいならなんだかんだで大衆ウケを狙うのが効率的です。
今回は、隙がないとお客さんから思われてしまうキャバ嬢に試してほしい2つの方法について紹介したいと思います。
どうして隙があるキャバ嬢は人気があるのか
しっかりしてるキャバ嬢よりもどこか抜けているキャバ嬢の方がなぜ人気がでやすいのかというと、自分を疑ってくる相手に人は好印象を持たないからです。
人は信用している相手の前ならどこかリラックスした態度になります。
しかし、相手のことがよくわからなければ、無意識に緊張した態度をとってしまったり、ぎこちなくなったり、そしてそういう動揺をみせまいとごまかした表情を浮かべたり、パーソナルスペースを守ろうと身体的距離をとったりといった行動にでます。
それらの行動は結局相手を信用していないと言ってしまっているような物なので、お客さんからしてみると「そんなに俺は信用できない人間なのか?」という気持ちになります。
人の関係って鏡合わせです。
「苦手だなあ」と思っている人には「苦手だなあ」と思われていることはよくあります。
相手に対して壁を作って接していると、「どうせ俺の事を疑ってくるような女なんだから」と、お客さんも知らないうちに攻撃的になります。
そうなると喋っていてもあまり楽しくないので、例え指名してもらえたとしてもその関係は長続きしません。
あとは、隙がない女性って
- 早口で喋って行動に無駄がなくテキパキしている
- 笑顔がない
- 論理的に理屈っぽく話す
感じなんですよね。カッコいいんだけど可愛くはないです。
テキパキした動作に理論的な会話って、お昼の仕事をするならアリなんですが、キャバクラで働くならいまいち色っぽさに欠けます。
女性というよりは男性寄りな行動なので、その後の会話から友達にはなれたとしてもお客さんにとって恋愛対象には入りにくいです。
キャバクラでお客さんにお金をたくさん使わせようと思うなら、色恋営業が一番効果的です。
男はやっぱり女ってだけで甘くなるものなので、女の武器をたくさん使っていくなら、動作はや口調はなるべくゆっくりするのを心がけた方が良いです。
ガサツな印象が減って品の良さや優しさをアピールでき、それだけで今よりもずっと近づきやすい雰囲気が出ます。
程よい無防備さはお客さんに親近感を与えられる
いつまでもちょっとした部分で抜けた一面があるキャバ嬢に対して、男性は「夜に染まっていないんだな」と感じて好感を持ちます。
それはギャップからくる親近感で、目の前のキャバ嬢がキャバ嬢という生き物ではなくて人間なんだ、この子は普通の女の子なんだと感じる瞬間にもなります。
綺麗系の大人っぽい顔立ちだったり、身長が高かったり、お店でナンバーに入っていたり、高いブランド物の装飾品を身につけていたりする場合、お客さんも最初のうちは「お金を遣わされるんじゃないか?」「キャバ嬢に騙されて振り回されるんじゃないか?」と、少し警戒しています。
「高嶺の花だから口説いてもダメだろうな」と感じていた時に、ふと無防備な一面を見たりするとお客さん的にはめっちゃギャップ萌。
「あれ?この子も意外とおっちょこちょいなところがあるんだな〜」と感じ、自分が入る余地があるのでは?とそれまでの評価が変わったりするんです。
働いているお店がよっぽどの高級店でも無い限り、お店にくるお客さんは普通のサラリーマンが多いです。
お金も学歴も自信もあって、女遊びが上手でといったイケイケな男性が百戦錬磨なキャバ嬢を求めて飲みに来る事は案外少なく、大多数のお客さんはいい加減で女遊びが下手で面倒くさがりでそのくせプライドは高かったりします。
だから、自分の存在を否定されたり断られたりするのが怖いんです。
最初から「この子は無理だ」と感じたキャバ嬢にお客さんはアプローチをかけません。
程よい無防備さはお客さんに「追いかけてもいいよ」「私はあなたを拒絶していませんよ」というメッセージになります。
隙がないと言われるキャバ嬢に試してほしい2つの方法
なぜかお客さんから隙がないと言われるキャバ嬢に試してほしい事が2つあります。
どれもついしてしまう行動ですが、それを止めるだけでお客さんとの会話は今より弾むはずです。
順番に説明したいと思います。
①お客さんからのアドバイスを拒絶しない
こんな事を言われた時に、
と、あくまで自分の意見を全面的に主張してしまうと、「せっかく教えてやったのに自分の意見を曲げない子なんだな」と思われてしまいます。
女性と違って男性の会話の仕方は意思伝達という面が強く、物事への共感や同調といった反応が少ない人は多いです。
右脳が発達している女性に対し、男性は左脳が発達している人が多いからで、左脳の得意な分析や問題解決・議論などを好むからだといわれています。
キャバ嬢の発言にダメ出しをしたりアドバイスをしてしまうのは主に年配のお客さんに多い行動ですが、その行動に悪気はありません。
右脳が分析して解決してあげようと行動しているだけなんです。
例え自分にとって余計なアドバイスだったとしても、男性は教えたがりな人が多く自分の知識を教える事で、女性の役に立ちたい・褒められたいと思っているんです。
本当にお客さんが勧める車を買うかどうかはおいといて、
と、相手の話を受け止めて話を聞く姿勢をみせましょう。
と、相手の意見を否定せずにお客さんが気持ちよく知識を披露できるように話題を振っていく事を意識するとさらに良いです。
「こんな事も知らないのかよー」といいながら、何だかんだ楽しそうに教えてくれるはずです。
たくさん質問して教えてもらった後はお礼の言葉を言いましょう。
「なんでも知っていて一人でデキるキャバ嬢」を目指すよりも男ウケは絶対に良いです。
②なるべくお客さんのそばに座ろう
お客さんの体に肩や足などが触れたりするのに抵抗があるキャバ嬢は、なるべくそうならないようにお互いの体の間に空間を作ります。
セクハラされないように警戒して自衛しているのだと思いますが、触られてもいないうちから勝手に警戒され距離を取られて良い気分になるお客さんは絶対いません。
過去に別のお客さんに触られた事があったとしても、なるべく目の前のお客さんのことをを信じて行動した方が良いと僕は思います。
「◯◯ちゃんって隙がないよね」と言われる時、だいたいの理由は「一切触られないように気を張って距離をとっているよね」という体の距離の事を指していたりもします。
胸などを触られるのはセクキャバ・いちゃきゃばでなければルール違反ですが、肩や太もも、膝や肩や手などがお客さんの体に触れたりするように動くのは戦略として使った方が稼ぎやすいと僕は思います。
女性の肩が触れる距離に座れるってそれだけで親密な気持ちに男はなります。
「俺の体に肩当たってるけど、いやじゃないのかな…?まあ、◯◯ちゃんも俺の事嫌いじゃないんだろうな」って良いように解釈します。
その気持ちもこっちもガンガン利用しましょう。
お客さんのそばに座ってなるべくボディタッチをして、良い匂いの香水とかを身にまとって、
とかいって、うなじとか手首とかお客さんに嗅がせたりしてみてください。
こんなボディタッチでもお客さんは結構喜びます。
それも厳しければ「手相見てあげるね♡」で、お客さんの手を触るところから始めてもいいです。
ボディタッチをしてたくさんドキドキさせましょう!
まとめ
今回は、隙がないとお客さんから思われてしまうキャバ嬢に試してほしい2つの方法を紹介しました。
程よい隙を見せるのは難しいです。
何も考えずにただ無防備なだけだとお客さんに良い様にされてしまうので、自分の考えも持っておいた方がいい場合もあるとは思います。
とはいえ、初対面ではなるべくガードは取り除きましょう。
仕事とプライベートは区別したいからと、仕事が終われば一切ラインもせず、同伴だと確信がなければお客さんとご飯には行かず、アフターには何が何でも参加しない!
みたいな営業スタイルでもしっかり稼げる人もいますが 、そんなキャバ嬢ばかりじゃないです。
そういう一切損したくない精神で稼ごうとしてもあまりうまく行かない事の方が多いです。
お客さんを引きつけるなら、先行投資的な考え方も大事です。
- フットワークが軽い
- 何にでも興味を持つ
- お客さんの意見にも素直に耳を傾けられる
- さりげないボディタッチができる
こんなキャバ嬢は絶対に人気が出ます。
「◯◯ちゃんって隙がないよね」と言われて売り上げが伸び悩んでいるという方は試してみてください。