こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
どうせキャバ嬢をするなら稼ぎたい!と思うのは当然です。
指名のお客さんをたくさん掴めるかどうかが、稼げるキャバ嬢と稼げないキャバ嬢の違いになりますが、一度指名客として掴んだからといって、そのお客さんがずっとお店に来てくれるかというと、必ずしもそうとは限りません。
同じお店の中での指名替えはマナー違反だとされていますが、日本には無数のキャバクラがあるので、違うお店に行くようになってしまった場合はお客さんの行動をキャバ嬢が止める事はできないんですよね。
お客さんがお店に来なくなる理由は色々ありますが、大まかに挙げると
- 飽きた・マンネリ
- 営業にうんざりした
- 他のお店のキャバ嬢に目移りしている
- 恋人や結婚など生活スタイルの変化
という理由が考えられます。
飽きられてしまうのはお客さんにとってのオンリーワンじゃないからです。
たくさんのお客さんにとって代替のきかないオンリーワンキャバ嬢でなければ、お客さんに見返り関係なくお金をたくさん使ってもらうのは難しいでしょう。
今回は、お客さんを飽きさせないオンリーワンキャバ嬢になる秘訣を紹介したいと思います。
なんのためにお客さんはキャバクラに通うのか
キャバクラに通い始めるきっかけは、
- 会社の先輩につれてこられる
- 接待で行く
- 友達と飲み会帰りに行く
- 繁華街にいるキャッチや案内所に紹介されて
等がだいたいよくあるパターンです。
キャバクラのお客さんは、付き合いでいくだけの人(非依存)と、お気に入りのお店や指名しているキャバ嬢などができて通う人(依存)の二種類に分ける事ができます。
指名のお客さんを作りたいなら、後者のお客さんをなるべく後者にしていく必要があります。
なんのためにお客さんはキャバクラに通うのかというと、
- 可愛い女の子と話して気分よくお酒が飲みたい
- モテたい
- あわよくばを期待
- 疑似恋愛的な駆け引きを楽しみたい
- 可愛い女の子に癒されたい
この他にもいろんな理由があると思いますが、結局のところは“居場所”を求めているからだと僕は思います。
ただ簡単にセックスがしたいだけなら風俗に行ってるはずなんです。
風俗ではなくてキャバクラに来ている時点で、誰かに必要とされたかったり自分の存在や価値を認められたかったりという心の穴を埋めたいと思っています。
なので、人気のあるキャバ嬢は居心地のいい居場所をお客さんに与えるのが上手です。
お客さんが飽きないキャバ嬢は聞き上手である
話し上手なキャバ嬢と聞き上手なキャバ嬢。
最初面白い、楽しいと感じるのは話し上手なキャバ嬢です。
受け身でいても楽しませてもらえますし、一定のクオリティを期待することもできます。
しかしつねに同じテンションで接客していると、最初の数回は新鮮でもすぐにマンネリ化してしまいやすいのが話し上手なキャバ嬢の欠点でもあります。
ディズニーのキャストのように、最初は明るくて楽しくて盛り上げてくれるキャバ嬢だなと思われたとしても、それが逆にプロっぽく見えてしまうんですよね。
お客さんを受け身の状態でいさせてしまうと離れやすいと言われています。
話し上手なキャバ嬢はキャラも濃い事が多い為、自分が話の中心になりたいお客さんとは相性が悪いです。
一方で、聞き上手なキャバ嬢は目立った話術でお客さんを引きつける事はありません。
「話し上手でもないのに、なんでこの子は指名が多いんだろう?」と疑問に思うかもしれませんが、お金を払って人の話を聞きたい人より自分の話を聞いてもらいたい人の方が需要が高いんです。
「また悩みができたから彼女に話を聞いてほしい」
「こないだの話が進展したから彼女に話さないとな」
誰でもいいから話したい、から特定の相手に話したいに思考が切り替わる瞬間は指名を掴むチャンスです。
といった言葉を使って営業をかけるよりも、お客さんが自発的に話をしに来るような関係を築けば、キャバ嬢に会いに行くのではなくキャバ嬢のいるところに帰る事がルーティン化されます。
聞き上手なキャバ嬢は話のネタよりも居心地をウリにするので、お客さんに飽きられにくいメリットがあります。
聞き上手なキャバ嬢が心がけていることとは
聞き上手なキャバ嬢が心がけている事と言えば、お客さんの話に感情移入しすぎない事です。
なぜ感情移入しすぎてはいけないのかというと、お客さんが楽しく話すためには行動や言動を否定したり「もっとこうした方がいいよ」というようなアドバイスをしてはいけないからです。
感情移入してしまっているとついつい、相手の為に相手の行動をコントロールしようとしてしまいがちです。
こうなってしまうと、あなたに話をするのが楽しくなくなるので「話したい相手」じゃなくなりお店に来なくなってしまいます。
聞き上手なカウンセラーは、患者が話している時にそれを遮りません。
ちょうどいいタイミングで相槌を打って時にオウム返しをしたり、言葉を言い換えたりしながらも、自分の感情はあまり出さないようにしながら話を聞いています。
聞き上手な人は、聞き流すのが上手なんです。
聞き流しながら相手の会話のリズムを保ち、相手がたくさん話せるようにレスポンスする事を心がけてみましょう。
話せば話すだけ人はすっきりすることがわかっています。
同じ話を何度もするお客さんってどのお店にもいますが、ある意味ラッキーです。
まるで初めてきいたかのように新鮮な反応をしてあげてみてください。
「この話したでしょ?覚えてないの?」って言われた時は、
と、言いながら笑って見せれば大丈夫です。
そういう言葉をなんだかんだで男はお世辞だと思わずに喜んで受け止めます。
一瞬でお客さんの心に近づくには?
1人のフリー客が1セット中接客されるキャバ嬢の数はだいたい3人だと言われています。
1人のキャバ嬢につき、10分から15分ほどの接客時間が与えられます。
席についてしばらくは当たり障りのない会話をして、相手の人となりを調べるのはありだと思いますが、当たり障りのない会話に終始してしまうと相手の記憶に残らなくなります。
そうならないためにも、お客さんの心に近づいて自分の存在をぐっと残す必要があります。
どうすればお客さんの心に近づけるかというと、やはり「あなたに気がある」という態度は鉄板で効果的です。
「どうせ仕事だろ」と思いながらも人は正常性バイアスがかかってしまうので、そういう都合の悪いことは全部無視して、接客中のあなたの態度に重点を置きます。
また、認知的不協和も解消しようと考えます。
それによってなにが起きるのかというと、
こう考えされる事ができればその後で同伴に誘うことが非常に簡単になります。
と、自分の頭の中の論理の裏付けになるからです。
まとめ
今回は、お客さんを飽きさせないオンリーワンキャバ嬢になる秘訣について紹介しました。
お客さんを飽きさせないためには、最初から自分を全て見せてはいけません。
あまり自分のことを離さずに相手のことばかり話させ、「俺の話ばかり聞いてもらってるけど、よく考えれば俺は彼女のことをしらないぞ」と思う瞬間が来るのを待つんです。
それから小出しに自分の話もしていけば、お客さんはお互いの関係にマンネリ感を感じないのであまり離れていくことはないでしょう。
「彼女のことを知りたい」と思ってから自分の話をすれば、それ自体が「あなたにだから話したんだよ」という特別感を与える会話になります。
- 聞き上手になることを心がける
- お客さんを否定しない
- お客さんに気があるそぶりを見せる
以上の3つを意識して接客してみるといいのではないでしょうか。