こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
キャバクラにおけるオラオラ営業は、一昔前の営業テクニックだと言われています。
オラオラ営業はもともとホストがよく使う営業法です。
お客さんに対して威圧的な態度で接したり、自分の都合で振り回してお店にお金を落とさせる営業テクニックです。
M男性向きのテクニックになる為、色恋営業や友達営業に比べると知名度が低いオラオラ営業ですが、キャバ嬢として稼ぎたいなら使えた方がいい営業テクニックです。
それにオラオラ営業が好きなお客さんも多くいます。
「お客さんに対して偉そうに話すなんてお客さんに対して失礼なんじゃないかな?」と思うかもしれませんが、オラオラ営業が好きなお客さんにはオラオラ営業してあげましょう!
今日は、オラオラ営業が好きなお客さんの特徴と、具体的な営業法を教えたいとおもいます!
オラオラ営業が好きなドMタイプのお客さんの8つの特徴
キャバクラで働いていると、たまにこんな質問をお客さんからされますよね。
Sはサディストの略、Mはマゾヒストの略であり、サディストは相手の精神や肉体を虐待したりすることで興奮や快楽を感じる人の事で、マゾヒストは精神や肉体に与えられる苦痛に対して興奮や快楽を感じる人の事をいいます。
オラオラ営業は、基本的にお客さんの都合に合わせません。
だから、Sなお客さんにオラオラ営業を仕掛けてもうまくいきません。怒らせるだけです。
オラオラ営業向きなM男性の特徴を順番に説明したいと思います。
①女性経験があまりない高学歴で高所得な年上の独身男性
学生時代に厳しい母親の教育方針でずっと勉強漬けで育ち、趣味や恋愛をしてこなかった人。
母親という身近な高圧的な女性に従って生きてきた為に、女性から上から目線で怒られる事に対してすでに耐性があるのが特徴です。
一生懸命勉強を頑張って偏差値の高い大学に入り、高収入を得られる会社に就職することが幸せなんだという母親の話を信じて努力した過去があるのも、他人から洗脳されやすい地盤が整っています。
高所得な男性はある一定の年齢になれば結婚している人がほとんどなので、その中で未だに結婚していない自分にひどいコンプレックスを抱いていたりすることも多く周りに恋愛相談ができない人も多いです。
周りに相談できる男性は「心配してくれる友達の助言で目を覚ます」事が起こりえますが、誰にも相談できなければキャバ嬢により依存するしかありません。
②女の子から命令口調を使われても嫌な顔をしない
こうキャバ嬢から言われた時に、
と、最初にばっさり断れるお客さんはオラオラ営業には向いていません。
気に入ったキャバ嬢に貢ぐ事はあっても、あくまで貢ぐ事が目的ではなく、お気に入りのキャバ嬢を振り向かせる為の手段で有ることがほとんどです。
と、キャバ嬢からの無茶なおねだりに対して最初にしっかり無理と言えないお客さんはオラオラ営業にハマる傾向が高いです。
なぜなら、キャバ嬢が自分に利用価値がないと判断して構ってくれなくなる事をとても恐れているからです。
③機嫌を伺ってくる
と、相手の声色や表情に違和感を感じた時に何か自分の中で不安が生まれていちいち相手の機嫌を伺ったりする人も、オラオラ営業にハマりやすい特徴のひとつです。
相手の態度や言動に対して自分のせいだと思ってしまいやすい人は、自分の頑張りによって相手の機嫌が治る事に快感を抱いています。
喧嘩になるのが苦手なので、少し理不尽な喧嘩でも機嫌を取ろうと頑張ってしまいます。
そういう人は自分で決断するのが苦手な受け身タイプである事が多く、自分の意見よりも相手の意見に従う方が楽だと考えている為、自分のリーダーになって引っ張ってくれる人に対して忠誠を誓うようになります。
④ロマンチストでサプライズが大好き
良く言えばロマンチストな人、悪く言えばキャバクラ慣れしていない人、もオラオラ営業にハマりやすいです。
キャバ嬢と出会って最初色恋営業をされた時に
- 俺たちは付き合ってるんだ
- これは運命の出会いなんだ
と考えてキャバ嬢に対してお金を使いだす人が多いからです。
サプライズも大好きなので、お金がかかる事でもキャバ嬢の笑顔がみれるならと頑張ってしまいます。
とお客さんのロマンチスト思考に合わせて少しずつおねだりするレベルをあげていき、お客さんがそれをしぶり始めたタイミングでオラオラ営業に切り替えましょう。
⑤キャバ嬢から束縛や管理をされると喜ぶ
Mな人は下位承認欲求を満たされて安心しがちです。
その為すぐに相手に依存してしまいますし、他人から束縛される事もいやがりません。
こういった管理をされると喜んで従う人はオラオラ営業をされると、相手にのめり込んでしまいます。
普通の男性であれば束縛を嫌いますし、振り回されたら辟易して離れていくものです。
それなのに相手の指示に喜んで従うような人は甘えん坊の寂しがりなんです。
精神的な自立が不充分な為、自分を支配し導いて存在価値を与えてくれるキャバ嬢に甘えてしまうんです。
⑥わざと怒られるような事をして怒られたがる
ペットの犬がわざと飼い主が怒りそうな行動をして、構ってもらおうとすることがあります。
なぜそんな事をするのかというと、無視されるよりも怒られてもいいからかまってもらえる方が犬にとっては嬉しいからです。
この論理はドMなお客さんにも結構あてはまるのか、わざと怒られるような事をたまにして、相手から怒られる事を楽しんでしまう人がいます。
と、怒られた時にちょっと嬉しそうに振る舞う人は、失敗しても相手から見放されないかどうかを試しています。
毎回ちゃんと怒ってもらえる事でホッとしている為、細かい事に気づけるツッコミ上手なキャバ嬢に依存していくんです。
⑦人と変わっている人に憧れる
真面目に生きてきている自分はつまらない人間だと考えている人は、自分と変わっている人に憧れを抱くことは結構あります。
自由奔放な人生を送りたくても送れない人は
と思い、自由に生きているキャバ嬢を自分のアバターのように感じ、キャバ嬢に自由に生きてもらうことでストレス発散しています。
贅沢に暮らす宝塚スターに憧れてその生活を応援するマダムのようなものです。
憧れを抱いている相手に自分に似ている部分を感じると幻滅してしまう為、所帯染みた部分を感じると離れてしまいます。
相手のお金をブランドバッグに注ぎ込める金銭感覚の荒さは必須条件です。
⑧昔キャバ嬢に貢いでいた事がある
これが一番重要な項目です。
昔キャバ嬢に貢いだ事のある男性は、貢ぐ事に対して抵抗がありません。
貢げる財力もあるのでお気に入りのキャバ嬢にはすぐに貢ぎ始めます。
財力でしかキャバ嬢にアピールできないとわかっているからです。
他のキャバクラに通っていたもののお目当てのキャバ嬢から放置プレイをされて、他のお店に浮気し始めたお客さんは特に狙い目です。
また他のお店に浮気するまで絞ればいいのです。
具体的なオラオラ営業テクニック
すぐに使える具体的なオラオラ営業テクニックをご紹介します。
①まずは優しく接してお客さんを観察する
キャバ嬢の基本です。
お店に遊びにきたお客さんにはまずは優しく接しましょう。
ニコニコと接しながらどんなお客さんなのかを観察して、オラオラ営業向きなお客さんかどうかを見極めるようにしましょう。
②高い目標をアピールしお客さんをその目標に巻き込む
「私は歌舞伎町でナンバーワンになって、夜の世界を変えたいの」
何度か本指名で来店してもらえたら、このように高い目標をお客さんにアピールしていきましょう。
「私がそうなれるかどうかは、あなた次第なのよ」と、あくまで媚びずにお客さんを目標に巻き込んでいく事で、お客さんの心の中に当事者意識が芽生えるようになります。
そう思うようになったお客さんはお店に来る頻度が上がります。
③「あなただけだよ」「あなたが必要だよ」という言葉でお客さんの意志・行動・交友関係を管理し始める
お店にくる頻度が上がれば、その費用を捻出する為に色々なしわ寄せがかかります。
わかりやすい部分だと
- 交友関係
- 趣味
- 食費
- 貯金残高
などが変わり始めます。
お客さんはそれに焦りを感じてはいますが、「あなただけだよ」「あなたがわたしには必要だよ」という風にキャバ嬢から褒められると抗えない快楽を得られます。
そうしているうちに少しずつ褒められて喜ぶ・褒められる為に頑張るというマインドが完成するので、
こう言った言葉でお客さんの行動を管理し始めます。
また、冗談で相手をバカにもします。
ダメなあなただけど私はそばにいてあげると、相手に感謝させる事でお客さんは離れられなくなります。
④お客さんが欲深くなった時や対等な関係を望んだ時には全否定・ときに罵倒をして必ずお客さんから謝るように仕向ける
普通の感覚だと、オラオラ営業も度が過ぎると「なにかがおかしい」とお客さんも感じはじめます。
そして対等な関係を望む人も当然います。
それに対して、
こう言ったガバガバの理論でも構わないので、相手の言葉に必ず謝罪をせず相手を全否定・罵倒をするようにすると相手が折れます。
相手が折れないようなら、ラインを大量に送ったり電話をずっと掛け続けたりします。
「なんかおかしいな」と思っても、怒り出す相手が怖いと思うようになれば、だんだん話し合いを切り出せなくなり相手に従っていれば問題ないんだからと次第に思考停止するようになります。
⑤全て終わればめちゃくちゃ優しく接する
全て落ち着いたあとは、お客さんに対してめちゃくちゃ優しく接しましょう。
と、なんでもない時に飴を与えると、お客さんは
と、ますます依存するようになります。
辛いな、苦しいなと思ってもその時には相談相手も周りにいない為、キャバ嬢から離れられません。
オラオラ営業はモラハラ
ここまで説明してわかった人も多いとおもいますが、オラオラ営業はぶっちゃけモラルハラスメント・洗脳テクニックを利用しています。
オラオラ営業ができるのも才能ですし、普通の接客よりもお客さんに対して営業時間外でも時間を割く必要があるので、大変な方法です。
最終的に恨まれる危険性もあり、普通に接していたら長く続いていたお客さんを潰す可能性もあります。諸刃の剣です。
相手に恫喝することがストレスになってしまうキャバ嬢にはむいていないテクニックかもしれませんし、一度このやり方を知ってしまうとそればかり頼ってしまうようになります。
しかもキャバクラにくるお客さんの中には、若い女性からオラオラ営業されることに萌えている人もいます。
その場合、若さを失うにつれて離れていくようになります。
なによりもオラオラ営業に頼りすぎると本来の優しい性格が変わってしまう事もあるので、気をつけた方がいい部分もあるのではないでしょうか。
まとめ
今回はオラオラ営業が好きなお客さんの特徴と、具体的な営業方法について紹介しました。
オラオラ営業だけに頼りすぎると将来的に年齢を重ねた時に厳しくなります。
けれども、いつでも自分の心を押し殺して営業スマイルを浮かべるキャバ嬢よりも、お客さんに対等以上に、そして自然体で接することができるキャバ嬢の方が魅力的に見えることだって多くあるはずです。
オラオラ営業を成功させるには、まずは洞察力を磨くこと。
そして自分に自信を持つことです。
普段から仕事に手を抜かずに容姿を磨きお客さんにとってなくてはならない存在になる努力を続けていれば、自分からオラオラ営業をかけなくても、自分からオラオラ営業してもらいたいと望むドM男性を引き寄せられるのではないでしょうか。