こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
お客さんの前で常にいい子にしすぎていませんか?
人に対して優しいのはもちろん褒められるべき美点ですが、いい子すぎるとお客さんに足元を見られてしまう事…実はあります。
手に入りそうだけど実は難しい、猫のように気まぐれな女の子の方が、夜の世界では人気がでます。
男性は、なんだかんだで追いかけられるよりも追いかけたい人が多いんです。
今回のテーマのオラオラ営業は、女の子のペースでお客さんを引っ張る営業テクニックです。
僕が思うに、売れっ子キャバ嬢はだいたいオラオラ営業を使ってます。
今日は、お客さんが喜ぶオラオラ営業の効果的なテクニックについて紹介したいと思います。
オラオラ営業は、承認欲求の下位承認を満たしてあげる営業方法である
マズローという人が考えた心理の中に承認欲求って考え方があります。
ちょっと難しい話なので、なるべく簡単に説明します!
承認欲求は、他人から認められたい感情の総称だと言われていますが、大きく分けると二つの欲求があります。
- 自己承認欲求
- 他者承認欲求
自己承認欲求は、なりたい理想の自分になれているかどうか、今の自分に対して「すごい」と満足できているかどうかという基準で、自分の中の基準で自分のことを判断して評価している承認欲求です。
「今日のメイクの私めっちゃ可愛い」は自己承認欲求です。
もうひとつの他者承認欲求とは、他人から認められたいと感じる欲求です。
ツイッターのいいね!の数で喜んだり、有名人と仲良くしてることを自慢して反応を得たい時は他者承認欲求です。
他者承認欲求をさらに細かく分けると3つのタイプに分けられます。
- 上位承認
- 対等承認
- 下位承認
上位承認は、相手よりも優位に立ちたい欲求
対等承認は、相手と自分が対等・平等の関係でありたい欲求
下位承認は、相手から見下されたり蔑まれたいと思う欲求
になります。
キャバクラに遊びに行くお客さんは、「キャバクラに遊びに行く俺ってすごい」と思っている人よりは、「キャバ嬢に存在を認めさせたい、すごいと言われたい、特別な人間になりたい」と思っている人の方が多いので、他者承認欲求が満たされることを求めている人がほとんどです。
では、この3タイプを1つずつ説明していきます。
キャバクラのお客さんにある上位承認とは?
上位承認は、ナルシストだったり俺様なお客さんによくある欲求です。
と言った言葉を喜ぶのも、心の中の上位承認を満たしたいお客さんです。
キャバ嬢に対して、自分はほかの男よりもすごいという事をアピールして、振り向かせようと考えるお客さんにはとくにありがちです。
上位承認欲求が強すぎる人の中には、わざと腰を低くしてキャバ嬢にへりくだって話し、優越感を持たせることで、相手の気持ちをコントロールすることを楽しむという人もいます。
社会的地位が高い人がキャバ嬢から怒られて喜ぶのはだいたい、上位承認欲求が高すぎて、キャバ嬢に偉そうにされても子犬の戯れにしか感じていないからです。
キャバクラのお客さんにある対等承認とは?
対等承認とはキャバ嬢からちやほやされる事より、キャバ嬢と一緒に楽しみたいお客さんによくある欲求です。
といったキャバ嬢からの友達営業を好むお客さんは、この対等承認を満たしています。
他人の目が気になったり、嫌われたくないという気持ちが強いため、俺は偉そうにしている客とは違うんだというアピールをして、自分の価値や努力をキャバ嬢に認められたいと思っている人でもあります。
キャバクラのお客さんにある下位承認とは?
下位承認は、相手から否定的な言葉をかけられて満たす欲求です。
と、言った風に、キャバ嬢から否定的に扱われる事で満たされる欲求です。
基本的に、けなしと褒めが交互に与えるやり方になるので、
といった感じでお客さんがお金を使うように煽ります。
お気に入りのキャバ嬢に心から依存していたり、同情されたがったり、キャバ嬢からまるで子分や家来のように扱われたいと思うドMの人に多い欲求なので、オラオラ営業されて喜ぶお客さんは、乱暴に扱ってくれるキャバ嬢から離れらなくなります。
オラオラ営業が好きなお客さんってどんな人?
お店にきたフリーのお客さんに初対面で
ってオラオラしても、お客さんは
って思いますし、お客さんによっては普通にキレます。
お金払って飲みにきてる事を思えばキレるのは当然ですよね?
オラオラ営業にはまるお客さんは、一言で言うとかまってちゃんです。
自分の存在を受け入れられたくて、キャバ嬢に対して依存的な行動や同情を誘うような言動を繰り返してしまうというお客さんがとにかく多いです。
- 指名客
- すでにお金をそれなりに使っている
- 対応が面倒なお客さん
- LINEや電話をたくさん送ってくる
という条件がそろえば、オラオラ営業を試してみてみるのも手です。
お金を使うのを渋り始めたお客さんに使おう
色恋営業につられたお客さんの中には、あなたを落とそう、あわよくばセックスしようと考えてたくさんお金を使う人がいます。
キャバ嬢にお金を注ぎ込むうちに、次第に貯金がなくなっていく不安から、元を取ろうと考えてお金を使うのを渋り始めるお客さんがほとんどです。
と、キャバ嬢に対してお金を使わなくても今までと変わらないサービスを与えるように強要するそぶりを見せてきたタイミングが、オラオラ営業を切り出すタイミングです。
LINEのやりとり画像で説明しますね。

(このライン画像はもじまるというサイトを使って作成しています)
こんな風に調子に乗り始めたお客さんに対して、がっつり釘をさす発言をすると、お客さんはそれまで上位承認が満たされていたのにも関わらず、いきなり下位承認の人向けの言葉をキャバ嬢から投げかけられて困惑します。
人によっては怒り出して、しばらくお店に来なくなることもあります。
しかし、冷静に考えた時にキャバ嬢との関係性を捨てられないという考えに至って戻ってきたお客さんは、キャバ嬢に対して謝ります。
そうして喧嘩と仲直りを繰り返す事で、マンネリを予防する効果もあります。
色恋営業を続けるデメリット
お客さんが減るのがイヤだからと、
と、色恋営業を続けるのも一種のやり方です。
しかし、それで相手の欲求を突っぱねられずに言うことを聞いてしまっては、お客さんをより尊大にさせ調子に乗せてしまう結果になりかねません。
なによりお金になりません。
お客さんの欲求を通さずにひたすら優しくかわし続けるやり方は、いずれお客さんのお金が尽きた時に、逆恨みされたりストーカーに発展するリスクがあります。
あまりにお客さんの言動に我慢を重ねて耐えてしまうと、キャバ嬢という仕事そのものが嫌になってしまってもおかしくありません。
キャバ嬢にお金を払わずに今まで通りのサービスを要求するお客さんは、それを言われた時のあなたの反応をみていることが多いです。
そこできっぱりと拒絶されることで、良いお客さんのままでいてくれる人も多いです。
なにも、優しくするだけが良い接客ではありません。
一人のお客さんに固執しないで、余裕のあるオーラをみせる
この人がいないと売り上げが下がってしまう…と考えていると、その考えは相手にも伝わるので、お客さんから足元を見られてしまうのははっきりいって当然です。
どんなにいいお客さんでも、キャバ嬢に対してお金を使おうとしないお客さんは、キャバ嬢という仕事をしているあなたに甘えていることを自覚してください。
売り上げにプラスにならないことを言われた時には、はっきりと
と、言ってしまいましょう。
キャバ嬢からそう言われたからといって、本当にお店に行かなくなるお客さんはほとんどいません。
むしろ、謝る為に慌ててお店にくる人の方が多いです。
なぜなら、それまでの色恋営業の間にお金を使ってきて、その分を回収しようと考えて行動した結果なので、回収できてないのに自分から関係を捨てることができない人も多いからです。
オラオラ営業が向かないお店って?
オラオラ営業は、スナックやラウンジ、バーなどの対面式で複数のお客さんと女の子一人で接客するようなお店ではあまり向かない営業方法です。
ボックス席のあり、一対一で接客できるキャバクラでないと、なかなか二人だけの世界が作れないからです。
オラオラ接客が得意な人は、オラオラ営業をしても良さそうなお店で働くのが一番です。
地方よりも都会で、若い女の子が多く勢いのあるお店を狙うといいでしょう。
「みんな仲良く、お客さんの料金が高くならないように女の子はハウスボトルを飲みましょう」みたいなお店の場合、オラオラ営業をする女の子は逆に敬遠されます。
まとめ
オラオラ営業は、テクニック次第でかなり高額なお金をお客さんの財布からひっぱる事ができます。
キャバ嬢とお客さんでどちらが偉いのかといえば、それはお金を払っているお客さんであることは当然です。
なので、口ではオラオラしていても、いざという時にはお客さんをそっと立てるようにしましょう。
そして、仕事に対してはなによりも真面目に向き合わなくてはなりません。
お店でナンバーワンになる為に日頃から頑張っていたり、仕事に対して普段から甘えない姿勢をみせたり、後輩のキャバ嬢を育てたりすることで、オラオラ営業というスタイルを認めそのやり方を応援してくれるお客さんは現れます。
- 初対面のフリー客にいきなりオラオラ営業はしない
- 空気を読む
- 飴と鞭を意識する
以上の3つのポイントを意識しながら、オラオラ営業にチャレンジしてみてくださいね。