こんにちは。元キャバクラ店長のマツケンです。
接客業は笑顔が命だという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
キャバ嬢はたくさんある接客業の中でも会話の内容にマニュアルがほとんどないという点でとても大変なお仕事です。
キャバ嬢にとって笑顔は指名を掴む上でとても重要なテクニックになりますが、だからといって笑顔ならなんでも良い訳ではありません。
どんなに笑っていても、それがお客さんが引いてしまうような笑い方だった場合、笑っているのにお客さんが逆に離れて行ってしまうなんて事もあります。
今回は、お客さんに好かれる可愛い笑い方とお客さんが引いてしまう笑い方について紹介したいと思います。
どうして笑顔のキャバ嬢はモテるのか
どうしてお客さんが笑顔の自然なキャバ嬢に好感を持つのかというと、笑顔とは威嚇と対局にある表情だからです。
笑顔は顔の筋肉を弛める事で浮かべられる為、怒っている時に自然な笑顔は作れません。
昔は笑顔といえば相手に敵意がないことを伝える手段だったので、笑顔を向ける時は相手に服従を示しているというアピールでした。
笑顔を向けられた人間は、本能的に目の前の人間が自分の敵ではないこと察してホッとします。
継続的に笑顔を見せてくれる相手に対しては、同じように笑顔を返すようになるのは好意の返報性の原理が働いていることが多く、単純接触効果の原理も相まって相手を好きになりやすくなるんです。
それでなくてもお客さんはキャバ嬢の笑顔が大好きです。
キャバ嬢の笑顔を前にお客さんはこんなことを考えています。
キャバ嬢がたくさんお客さんに笑顔を見せて指名を多く掴むことができるのは、この心理をうまく利用しているからなんです。
「えへへ」という照れ笑いは男ウケナンバーワン
どんな笑い方がお客さんに喜ばれるかというと、やはりこの照れ笑いは外せません。
なぜこの笑い方が一番男心をくすぐるのかというと、そもそも女性が恥ずかしがっていたり照れていたりする時点で男目線にはドキドキするものがあるのに、そこに笑顔まで追加されるともう
という感じになります。
笑う時の声で一番男性ウケがいいのは「えへへ」です。
「えへへ」はキャラ的に流石に使えないという人でも、
といった感じでやってもいいので照れ笑いはとても応用が効きます。
口元を手で隠して笑う仕草は奥ゆかしさがでる
照れ笑いのほかには、お淑やかさ・奥ゆかしさを意識した「おほほ」笑いも男ウケの良い笑い方です。
「おほほ」笑いとは、口元がはっきりみえないように手で口を隠して笑う笑い方のことです。
この笑い方は少し年配のお客さんや実家が裕福なお客さんが好む傾向があります。
「おほほ」笑いのメリットとしては、派手に笑うのが苦手だという人であっても、口元に手を当てたりといった動きがでるので、笑っていることをお客さんにアピールすることができます。
大きな口をあけて笑うよりハンカチを使って口の中をあまり見せないように笑う仕草の方が上品に見えます。
可愛くない笑顔に要注意!
ここまでは良い笑い方について紹介しましたが、続いて可愛くない笑い方についても紹介していきます。
- 歯茎をむき出しにして大笑いする
- 笑い声が大きすぎる
- 笑う時に両手を大きく叩きながら笑う
- 抑揚のない低いトーンで笑う
- がはははといった声で笑う
- 引き笑いしている
- 「てめー」「おい」「まじかよ」「ありえねー」「やばーい」といった乱暴な言葉遣いを使いながら笑う
これらに当てはまる笑い方をしているキャバ嬢は、お客さんから下品・女性を捨てていると思われている可能性があります。
なぜそうなのか理由を順番に説明したいと思います。
①歯茎をむき出しにして大笑いする
笑いすぎて歯茎まで丸見えになっている顔はどうしても下品な印象がでます。
笑うと上の歯茎が見えてしまう口はガミースマイルといわれ、美醜の観点からするとあまり綺麗な口元ではないとされているからです。
ガミースマイルを美容整形でなおそうと思うと結構な大金がかかるので、誰でも簡単になおせる訳ではありません。
そこで、整形をしない間の対策として、歯茎が目立ってしまう人は口元に手を当てて笑う方法を取り入れると良いでしょう。
あとは、鏡の前でどのくらい口を開けると歯茎が見えてしまうのか、繰り返し試して研究してちょうどいい笑顔の作り方を調べるのも、周りからみた自分の笑顔がどんな顔なのかが理解できるのでアリだと思います。
②笑い声が大き過ぎる
何事もすぎたるは及ばざるが如しです。
笑い声が他のキャバ嬢と比べて大きすぎるのは、ある意味お店の空気を壊す原因になりやすいのでNGな笑い方だと僕は思います。
男性は大き過ぎる笑い声は下品に感じる人が多いんです。
お客さんとの会話は間がとても大事。
バカでかい笑い声が聴こえて来ることで延長する気が削がれてしまう事だってあります。
お店の雰囲気を作るのは一人一人の動作や話し方にめちゃくちゃでます。
周りにまで知らせるような大声で無理やり笑ったアピールをするより、周りの話し声のボリュームに合わせた音量で笑った方が良いです。
③笑う時に両手を大きく叩きながら笑う
笑う時に両手を叩くキャバ嬢もたまに見かけますが、男目線その動作はタンバリンを叩く猿のオモチャに見えるのでとにかく色気がないです。
なのでこれもあまり印象がよくありません。
自分の両手を叩いて上下に体を揺らすよりも、お客さんの肩を痛くない力加減で叩いてボディタッチをした方が良いです。
特にNGな行動としては、両手をパンパン叩きながら「ウケる〜」なんて言わない方がいいです。
かなりアホっぽく見えてしまうので、10代ならまだしも20代後半になってもやっていると正直イタいと僕は思います。
④抑揚のない低い声で笑う
笑い声のトーンが低いとどうしても男性的に聞こえます。
キャバクラに遊びにくるお客さんは女性らしさを求めて来ている人がほとんどです。
なるべく高い声で笑うことを意識した方がお客さんウケは良いです。
ハスキーな声と表情のない声は全然違うので、「最初から地声が低いんだからしょうがない」と諦めずに高い声を出す努力をしましょう。
⑤がはははといった声で笑う
くしゃみをするときに「くしゅん」でなく、「ぶえっふぁっ…くしょーん!」 と、大きな声を出してしまうとはしたなくみえます。
年配になればなるほど恥じらいが減ってそういうくしゃみをする事が平気になりがちです。
それと同じで、がははは笑いも品がない・おばちゃんみたいだと思われやすいです。
笑い声に目立つ個性はいりません。
なるべくあはは、うふふ、えへへと言った女性らしい笑い声を意識して出しましょう。
⑥「ファーーー」引き笑いをしている
引き笑いをしている女性は なるべく早くやめた方がいいです。
引き笑いをしているキャバ嬢をみると、「さ◯まさんか?」「魔女みたい」と思ってしまうものです。
引き笑いは自分で思っている以上に目立ちます。
なぜ引き笑いになってしまうのかというと、
- 早口でまくし立てるタイプのマシンガントークをしがち
- せっかちな性格
- 思い出し笑いをよくしてしまう
- 一度笑い出すと止まらない
あたりが考えられます。
引き笑いをせずに可愛く笑うコツですが、笑う時は息を吸う事よりも息を吐きながら笑う事を意識すると良いと言われています。
⑦「てめー」「おい」「まじかよ」「ありえねー」「やばーい」といった乱暴な言葉遣いを使いながら笑う
これがなんだかんだ一番アウトです。
こういった言葉を使われてしまうと「そういう話し方が許される環境で育ったからキャバ嬢になったんだな」と解釈されますし、そこには何のギャップも生まれません。
友達としゃべっている訳ではない接待のトークだという事を常に頭の片隅にはおいておきましょう。
言葉遣いの汚い女性にお金を落とそうと考えるお客さんはほとんどいません。
つい汚い言葉を喋ってしまうという人は、ネガティブな事を言わないように意識するだけでもかわります。
こうやって見比べると歴然ですよね?
恫喝に聞こえるような言葉遣いは頭の中から一刻も早く消しましょう。
笑う時は口だけでじゃなくて瞳だって重要
あまり面白くない話の時に、おざなりなリアクションを取ってしまっていたら、
と言われたことがある人は結構いると思います。
どんなに口角をあげていても瞳が死んでいたら全く意味がありません。
違和感のない自然な笑顔を作るなら、笑う時は目元までしっかり演技するようにしましょう。
まとめ
今回は、お客さんに好かれる可愛い笑い方とお客さんが引いてしまう笑い方について紹介しました。
好印象を与えられる笑い方の共通点は、
- 上品
- 控えめ
- お客さんを気遣っている
だと僕は思います。
その逆は、
- 下品
- 自己中心的
- お客さんを気遣わない
になるのは明らかです。
源氏名で呼ばれている時間は演技をする女優のような気持ちで頑張っていきましょう!