こんにちは!元キャバクラ店長のマツケンです。
キャバ嬢が抱える悩みの一つに、お客さんがストーカーになってしまった…という話をたまに訊きます。
あまり女遊びをしてこなかった男性は、駆け引きがわかりません。
良くも悪くもピュアなので、キャバ嬢の営業テクニックにおもわず本気になってしまったりします。
昔はストーカーといえば、家まで尾行してきたり、お店の近くで待ち伏せされたり、贈り物に盗聴器を仕込んだりというパターンがストーカー行動の主流でした。
時代がかわり、最近はSNSを営業に使いこなすキャバ嬢が増えたからなのか、ネットストーカーが問題になってきています。
具体的なネットストーカーの行動ってどんなものなのかというと…
- お店には来ないでSNSの投稿を監視し、空気の読めないコメントをする
- LINEの返信要求をしつこく連投でしてくる
- キャバ嬢のあげた写真や投稿内容から、どこに住んでいるのかを特定する
- 昼間の勤務先・大学名や交友関係など、プライベートのアカウントを特定する
- 恋人のアカウントを発見し凸される
- 匿名掲示板に個人情報や中傷をはげしく書き込む
- お店を変えても変えてもネット上で探してお店に来る
基本的に、監視・執着・粘着・特定・妨害をネット上でしてきます。
どれもキャバ嬢をつづけていくなら、ネトストされるとめちゃくちゃキツイ!!
かといって、何かが起きるまではあまり警察も頼りにならないんですよね…。
女の子の方で、自衛できる部分は自衛した方がいいです。
店長時代にいろんなお客さんを見てきましたが、ストーカーになりやすい人っているんですよ。
キャバ嬢が出来る自衛ポイントをまとめてみました!
ストーカーになりやすい男の6つの特徴
ストーカーになりやすい男性には、いくつかの共通点があげられます。
その共通点をお伝えしたいと思います。
1 、交際経験がないままおっさんになった人
ある年齢を超えても彼女が出来た事がないという男性は、やっぱり普通の人と比べるとちょっと変わってます。
だいたい恋愛に対してめちゃくちゃ幻想を描いているか、女性へのこだわりが強すぎるかのどっちかなんですよね。
普段接する事のないような、美しい女性から気のあるそぶりをみせられると、簡単に本気になります。(指名にしやすいというメリットもあります)
コントロール出来ている間はもっとも扱いやすいお客さんですが、キャバ嬢とは恋愛偏差値が雲泥の差。
あなたに抱いていた幻想が壊されると、いきなり攻撃的になってしまう事もあるので注意が必要です。
2 、プレゼントで釣ろうとしてくる
あなたを自分のものにしたいあまり、プレゼントを渡しまくるというのも、ストーカーになりやすいお客さんの特徴です。
めちゃくちゃお金を持ってるなら、話は変わってくるんです。
ただ、そこまでお金に余裕がある訳でもないのに、会う度にプレゼントをくれるような人は、あなたを物で釣れると思っているんです。
そういうやり方しか思いつかないんです。
「なんでも買ってあげる」と言われたからって、調子に乗って高額な物をねだり過ぎると「こんなにしてあげたんだから付き合え、セックスさせろ、付き合えないなら今まで使ったお金を返せ」と、相手はあなたに見返りを求めるようになります。
相手の財布を気遣う振りをしながら行動にブレーキをかけるようにしましょう。
3、 LINEの返信要求がめちゃくちゃしつこい
最近は、メールでやりとりするよりも、LINEでやりとりする事の方が多くなりました。
LINEには、既読という機能があります。
メールの時代よりも連投しやすくなったのもあってか、ストーカーになりやすいお客さんはとにかくLINEを連投してきます。
普通の男性ならそこまでLINEの返信に固執しませんが、ストーカーになりやすい男性は自分本意。
相手の状況を想像出来ない上に、余裕のなさからくる執着心と焦りから生まれる怒りで、ついLINEを連投してしまうのです。
返答要求が激しい分、お店にも来店してお金をたくさん使ってくれるならいいですが、お店には来ない癖にLINEのやりとりだけをキャバ嬢に要求するお客さんは、キャバ嬢が仕事だという意識がないのでネットストーカーになりやすいです。
4 、ボーイに高圧的な態度をとる
ボーイや同伴先のお店の従業員など、自分に逆らえない相手に高圧的な態度をとる男性というのは、相手が逆らえないのが分かっててやっています。
そういうお客さんは、相手と対等な関係を築けません。
今は、あなたに対して優しい言葉や行動をとっているかもしれませんが、自分のモノになったと分かった時に豹変します。
人によって態度を使い分け、格下だと思った相手には平気で横柄な態度をとる男性は、恋人や配偶者に対しても「こいつは俺に逆らえない」と判断した時点で、乱暴な態度をとるようになります。
こういうお客さんも、ふとしたことがきっかけでストーカーになってしまうので注意が必要です。
5 、カード払いから現金払いになる
今までクレジットカードで支払っていたお客さんが、いきなり現金会計するようになった時は赤信号。
何故なら、クレジットカードが使えなくなっている可能性が高いから。
あなたを手に入れる為に、相当な無理をしているのでうまくいかないと気づいた時には「全額返せ!」とプライドをかなぐりすてて言い出します。
そうなってから慌てて切ったりすると、恨みを拗らせてネットストーカーになります。
あなたの個人情報などを、匿名掲示板で罵詈雑言と共に書きなぐってくるので、現金払いになったらそれまでどんなに高級シャンパンをおろしてくれていたとしても、こちらからはねだらないようにしましょう。
6 、指名が被ると不機嫌になる
キャバクラは、システム的に指名被りはあって仕方ないです。
人気であればあるほど指名被りするものだし、普通の男性であればキャバクラはそういうお店だと受け入れます。
しかし、ストーカーになりやすい男性は違います。彼女が自分の席以外の男性に笑顔を向けている事すら我慢ができません。
この手のお客さんは、営業妨害になります。
あなたの指名客を減らして稼げないようにし、その分自分に依存させようとするのでストーカーになった時はだいたい手遅れ。
ネットだけでなく、リアルでもストーカーしたりするタイプなので、仕事が終わった後はかならず家まで送ってもらうなど、お店にしっかり守ってもらう必要があります。
SNSの投稿で気をつけておくべき6つのポイント
ネットストーカーの情報収集力は凄まじいものがあります。営業用のSNSの投稿から、あなたのプライベートは簡単に特定できるんです。
プライベートのあなたを発見されない為の自衛方法を紹介します。
1 、ネットに写真をアップする時は位置情報を消す
スマホで撮った写真には、GPSによる位置情報や撮影した日にちなど様々な情報がはいっています。
この位置情報が入った写真をうっかりお客さんにメールで送ったりしてしまうと、GPSによるめちゃくちゃ正確な情報を自分の方からネットストーカーにプレゼントしてしまう事になります。
位置情報機能をつけて撮ると、
- 撮影場所ごとに写真をフォルダ内で整理できる
- どこで撮影した写真なのかすぐに思い出せる
というメリットもありますが正直デメリットが多過ぎます。
自宅や職場、学校や自宅付近の特定につながるので、キャバ嬢は普段からGPSはオフにしておきましょう。
最近、大手のSNSは写真投稿時に位置情報は自動的に消去されるようになっています。
しかし、Twitterは位置情報がオンになっていると、ツイート時に大体の居場所をツイートしてしまう事になるので、念には念をいれて設定から位置情報サービスをオフにしておいた方が良いですね。
2 、自宅の窓を背景に写真を撮るのは×
いくら位置情報をオフにしていたとしても、自宅の窓を背景にして写真を撮るのは辞めた方がいいです。
風景って、めちゃくちゃ手がかりになります。
特徴的なビルや電柱、たとえば赤い屋根といった断片的な情報だけで、ネットストーカーは自宅を特定してしまいます。
もしすでに自宅は発見していて、あとは部屋番号の特定だけだったりする場合、窓から見える外の景色で特定出来てしまうのです。
自宅で自撮りする時は、風景は映さないようにしましょう。
3 、家の近くで起きた話題はツイートしない
家の近くで起きたローカルネタを、営業用のアカウントでツイートするのは注意しましょう。
これだけで、あなたが普段使っている電車の路線が特定できるのです。
「土「土砂降り〜傘忘れた」「揺れた!地震怖い〜」「帰りにセブンイレブンに寄ろう」なども、全部あなたの自宅位置の特定を助けてしまいます。
ローカルネタは充分気をつけて、発信するようにしましょう。
4、 体調に関する投稿はしない
女性特有ですが、体調に関する投稿も少し注意が必要です。
「頭がいたいな」とだけ発言していても、それが一定の周期だったりする場合、あなたの生理周期が特定されてしまったりします。
…気持ち悪くてしょうがないですよね?
でも、ネットストーカーはそのくらいの情報はまとめてしまいます。
気にし過ぎという事はないので、ネガティブな体調の投稿は控えた方が無難です。
5 、営業用で載せた写真は使いまわさない
営業用でアップした写真を、「うまく盛れたから」と、普段使っているアカウントにも使い回すのは絶対にやめましょう。
Googleの機能の一つで、似た画像の検索という便利かつ迷惑な機能があります。
あなたがSNSに投稿した画像をChromeアプリでロングタップし、この画像をGoogleで検索という項目をタップし、類似画像一覧を表示すれば、簡単にあなたのプライベートで呟いた投稿が発見されてしまうのです。
Android・iPhone・iPadと端末は問わずに、この手順で類似画像は検索されてしまいます。
例え同じ写真でなくても、同じ服に同じ構図で同じソファをバックに撮った写真や、玄関の姿見に映った写真なんかも類似画像としてピックアップされます。
念の為、プライベートのアカウントには鍵をかけておくと良いかもしれませんね。
6、パスワードは特定しやすいものにしない
アカウントのパスワードがネットストーカーに特定された場合、アカウントをストーカーに乗っ取られてしまいます。
アカウントの履歴を見られて関係性を把握された結果、恋人に連絡をされてしまう可能性もありますし、親や知り合いなど何をされるか分かりません。
誕生日や、1111、1234といった単純な繰り返しの数字だけのパスは極力避けて、割り出せないパスワードを設定するようにしましょう。

まとめ
ストーカーになるお客さんも、最初はあなたの事が純粋に好きだったという事がほとんど。
男と女の駆け引きを粋と呼ぶ夜の世界で、蝶のように舞うキャバ嬢は、女性経験があまりないお客さんにとって初めての恋のようなもの。
疑似恋愛を楽しむ余裕があるお客さんばかりではないので、そういう免疫のないお客さんに対してお金の為にあまりにも勘違いを助長するような行動・言動はほどほどにした方がいいです。
すぐに勘違いしそうなお客さんには、「ボトルをいれようか」「プレゼントををあげようか」と言われても、遠慮する姿勢をみせましょう。
「こんなにしてあげたのに」と思わせない事が大事です。
たまにちょっとしたものを返したりする事で、借りを返せとお客さんから迫られなくなります。
たとえば、お客さんと同じ銘柄のタバコや、ちょっとしたプレゼントを用意しておくといいかもしれません。