こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
みなさんはおじさんと若いお客さん、どっちのタイプが接客しやすいですか?
- おじさんの方が甘やかしてくれるから楽
- 若いお客さんは友達感覚で接客できるから楽
どっちの考え方もありますが、どちらにせよお客さんとキャバ嬢はお互いの相性が大事です。
キャバクラのメイン客層といえばおじさんです。
お金を持っているのもおじさんなので、「おじさんを接客する時ばかり気合が入ってしまう!」ってキャバ嬢も多いでしょう。
しかし、だからといって若いお客さんをないがしろにするのはNG!
今回は、キャバ嬢が若いお客さんを作っておいた方がいい4つのポイントを紹介します。
キャバクラで若いお客が嫌われる3つの理由
①遊び方をわかっていない
若いお客さんはキャバクラに通い慣れていません。
その為、夜の世界特有の暗黙ルールを知らない人がいます。
例えば、
こんなありがちな場内指名交渉の言葉を、
と、よくわからずに許可を出して、後で会計の時になってから
と場内指名代の支払いをゴネ出したり、
というキャバ嬢から同伴のお誘いをプライベートでの約束だと勘違いし、当日になって、
と同伴しないと言い出したりします。
業界の常識を知らない癖に、金にがめつい事を言い出す人が嫌われてしまうのは仕方がありません。
②「俺は若いから客っぽくないでしょ?」という自意識がうざい
若いお客さんにありがちなのが、「俺はまだ若い」という自意識過剰です。
キャバ嬢はお客さんに対して若さを求めていませんし出会いも求めていません。
キャバ嬢として働く理由はお金です。
けれど、若いお客さんはプライベートでは普通に女の子と話す機会が多いからか、「自分は男として価値がある」と自分の価値を高く見積もっています。
という態度で接されると、
と思わずイラッとしてしまうのではないでしょうか。
③プライベートで会おうとうるさい
こういう発言ってキャバ嬢のテンションを下げさせるだけですが、若いお客さんは口にしがちです。
きっと、自分はこういう所に来なければ若い女の子と触れ合えないおっさんと違って、普段は女に困っていない!とアピールしたいんですね。
しかし、
とアピールされた時のキャバ嬢は、
と、チベットスナギツネのような表情を浮かべているでしょう。

キャバクラが色恋の駆け引きをする場所だとしても、最初からお店に来るつもりがない相手はお客さんじゃないですよね。
それでもキャバ嬢が若いお客さんを作っておいた方が良い4つの理由とは
「お金にならない若いお客さんなんて放っておいて、おじさんだけ相手した方が良いじゃん!」と、思うかもしれませんが、若いお客さんも作った方が良いです。
その理由を4つ説明します。
①いずれおじさんは老けてしまうから
おじさんはいずれ老けます。
例えば、出会った時は48歳だったとします。
10年キャバクラで働いていればいつのまにか58歳、あと2年で60歳です。
継続雇用で65歳まで働き続けるにしても、55歳あたりで役職定年などを迎えたりして、これまでの年収の約半分になるというデータがあります。
それに晩婚化が進みつつある今、40代になってから結婚する人も増えました。
結婚だけでなく、転職・転勤・介護といったライフスタイルの変化で急にお店に来なくなる可能性は普通にあります。
おじさんがいつまでもキャバクラで羽振り良く使ってくれるとは限らないんです。
一方、22歳のお客さんは10年経っても32歳、まだまだ働き盛りです。
独身の可能性も高いので自分の為だけにお金が使えますし、年収もまだまだ上がります。
おじさんだけでなく若いお客さんも掴めば、将来的なお客さんの老化に備えられるんです。
②若いお客さんが将来的に偉い人になるから
さっきの話と地続きになりますが、若いお客さんがいつまでも平社員とは限りません。
昔に比べると終身雇用制はなくなってきたとはいえ、ちゃんとした大学を出ている人なら順調に出世していくでしょう。
若いお客さんが将来の課長・取締役・社長になる可能性があります。
今は偉いおじさんでも定年退職すれば皆無職のおじいさんです。
いつまでも接待でキャバクラに通ってくれません。
そもそもキャバ嬢として働いていて女の部分がお金に出来るのは一瞬。
お客さんを長い間引っ張れるキャバ嬢は、女としてではなく、人間としてお客さんから支持されています。
将来的に偉くなりそうだと思ったお客さんは若いうちから掴まえておきましょう。
③おじさん受けばかりに特化しすぎると感性が老ける
おじさんに合わせて、
- 趣味
- 歌
- 服装
- 髪型
- 食事の嗜好
を寄せていませんか?
おじさんの好みは、なんだかんだでおじさんが20〜30代の頃を引きずっている場合があるので今では古い可能性大です。
今の若いキャバ嬢はオルチャンメイクなど新しいものを取り入れています。
オルチャンメイクはしていなくても、眉毛は平行眉であったり、つけまつげではなくてマツエクといった感じで新しいものに切り替えているでしょう。
おじさんウケばかり追っていると新しいものへの挑戦がしにくいですよね?
「おじさんが離れていったら…」と思うかもしれません。
でも、新しいものへ挑戦する意識がないと人は感性が老けます。
おじさんから「若いよ」と言われている内に、若いお客さんからはお局のように見られています。
おじさんがお店に来なくなったタイミングでお店を辞めるように言われるかもしれません。
老けマインドを引きずっていると、キャバクラをやめた後も同年代からモテずに年上のおじさんにばっかり不倫狙いで声をかけられる…なんて悲劇を生んでしまうんです。
④若くてモテないお客さんは未来の有望なおじさんだから
若いお客さんの中には、女性慣れしていなかったりイケメンでない人もいます。
そういうお客さんはキャバクラで始めて女性から優しくされるので、実はキャバクラにハマりやすいです。
イケメンと一緒に団体で来店したブサイクな若いお客さんにこそ、
と言っておきましょう。
上司とブサイクな若い部下が一緒に来ている場合は、上司を立てた接客をしておきましょう。
でないと、上司の機嫌が悪くなってしまいます。
上司がトイレなどで席を立った時にフォローを入れれば問題ありません。
上司と一緒になって若いお客さんの悪口を言うとかは絶対にやめましょう。
まとめ
今回は、キャバ嬢が若いお客さんを作っておいた方がいい4つのポイントについて紹介しました。
キャバクラに来るお客さんが高齢化してきている現代で、若いお客さんを積極的に掴んでくれるキャバ嬢はお店目線でも重宝します。
おじさん得意です!ってキャバ嬢は同じお店にたくさんいても、若いお客さんが得意です!ってキャバ嬢はあまりいないのではないでしょうか?
おじさん受けがそもそもあまりよくないなと思ったキャバ嬢は、無理しておじさんに合わせようとせずに、若いお客さんがたくさんいるお店に移籍してもいいですね。
- 新しいものも積極的に取り入れる
- 若いお客さんだからといって適当に接客しない
- 今だけじゃなくて将来性を考える
以上の3つのポイントを意識しましょう。
長期的にキャバ嬢として働きたいなら、若いお客さんは一から育てるって気持ちで接客してください。