姫リクライター、市川すみれです。
さて、前回の記事では、キャバクラのドレス選びを取り上げましたが今回は、そのドレスを着る、あなた自身のルックスについて、考えてみましょう。
貴女は美人ですか?
ズバリ聞いてしまいましたが、自分の顔面偏差値を理解することは、キャバクラで働くにあたって、かなり大事なことです。
貴女は、キャバクラの商品なのです!
見た目だけが大事ではありませんが、ルックスを含めて査定され、貴女の『商品価値』が決まります。
そして、そのルックスが価値の大部分を占めます。
男性は視覚の生き物だからです。
- 大きなバストに目が行く
- パンチラを反射的に見る
- お尻の肉付きを見る
- 足の太さを見る
これは、男性が人類進化の過程で、狩猟で獲物を狙う為に、習得した能力です。
そして、獲物は貴女です!
男性の狩猟本能を刺激せよ!
それには、見た目が良くないといけません。
しかしながら、美人とは生まれもった才能であり、努力では、どうにもなりません。
けれど努力次第で、出来ることがあります。
自分を磨き、綺麗になることです!綺麗は自分で作れます!
男性は、綺麗な人が大好きです。
それにはまず、貴女のルックスが、キャバクラで採用される基準以上であることは、大前提です。
同じ水商売でも、キャバクラは単独営業ですので個人の商品価値が大事です。
美人と綺麗な人との違いとは?

美人とは、顔立ちの問題です。
骨格であり、遺伝です。生まれ持った才能で、そのままでも美しいです。
かたや、綺麗な人とは・・・雰囲気です!
雰囲気で、美人に見せたら良いのです。
よく女性は「あの子は、雰囲気美人だから~」とケチをつけますよね。美人には、根本的に勝てないので、作られた雰囲気美人は、攻撃されやすく、女性には支持されません。
しかし、キャバクラです!相手は男性オンリーです!
そして男性は、美人と綺麗な人の区別が、実はよく分かっていません。
男性の特性を理解する
男性は、地図を見る能力など、全体的に物事を判断する、空間認識が得意ですが、平面認識が苦手です。
例えば、髪を少し切ったくらいでは、なかなか気付いてくれませんよね?近くにあるものを正確に把握出来ず、細かい違いが分からないのです。
大事なのは、男性がチェックする要点を抑えることです。
空間認識、つまり大まかな雰囲気を綺麗にすることで、男性にとっての美人カテゴリーに入れます。
美人じゃないけど『綺麗な人』になる方法

身だしなみ(清潔感ある服装)
まずは清潔感です。清潔感無しに、綺麗は始まりません。
ドレスに、汚れやシワはありませんか?嫌な臭いは付いていませんか?こまめにクリーニングしましょう。
バッグやハンカチなどの小物類も、もちろん清潔に保って下さい。
靴も要注意です。見えないと思って、壊れた靴、劣化した靴、汚れた靴を履いていませんか?
キャバクラは、座って接客をします。そして、男性は足を見ます。視線を落とした先に、そんな靴を見たら、素敵だとは思いませんよね?安くても、新しくて、磨かれた靴を履いて下さい。
あと、携帯も綺麗に保って下さい。番号交換をしたり、写真を見せたりする際に、画面が割れているなど言語道断!

清潔感ある香り
綺麗の印象を植え付けるには、匂いは重要です。かといって、香水のキツイ匂いが、ぷんぷんでは、下品な女性だと敬遠されます。
しかも、香水の匂いがキツイと、自分に移ってしまい、キャバクラに行ったことがバレ、奥様に叱られることをお困りになるというお客様は、多々いらっしゃいます。その辺の気遣いも、大切な接客です。
そして、男性が好きなのは・・・
石鹸の香りです(笑)
本当は、良い匂いのシャンプーやヘアコロンくらいが好まれます。
しかしキャバクラの店内だと、タバコの臭いなどに負けてしまうことと、お客様が酔っていると、臭覚が鈍ることがあるります。
そのため石鹸のように清潔感があり、やさしい香りの香水を 少し付けるのがおススメです。
香水の付け方
あくまで、ふんわり香らせること。近くに寄ったときに、ふわっと香るくらいが、男性をドキっとさせます。
動作をすると、少し香るくらい。席を立つときに、ふわっと・・残り香を感じてもらうと、良い女の印象が残ります。
香水を付ける箇所は、うなじ付近の、髪の毛の内側に少し。すると、動いて髪が揺れたときに、ふわっと香ります。あとは、足首付近に付けると、立ったときに香ります。

自分自身、強い香りが苦手なので、このくらいの塩梅が、香りが苦手な方にも、当たり障りなく、香るのではないかと判断していました。
所作(しぐさ)
立ち振る舞いというのは、綺麗に魅せる為には、実に重要なことです。
どんなに美人でも、猫背だったり、動き方がガサツだったり、座り方が汚ければ、台無しです。
- 背筋を伸ばす。
- 膝は、お客様の方に向け、両足先を揃え、体は少し斜めに構える。
- 手は膝の上に、重ねて置く。
- 指先は、真っすぐに揃える。
- 席の移動をする際も、背筋を伸ばし目線を遠くにし真っすぐ歩く。

おもてなしの心が相手に伝わり、上品で、清潔感のある、好印象を与えるのです。
話し方
女性らしくて、綺麗な人は、汚い言葉なんか使いませんよね。乱暴な言葉遣い、馴れ馴れしい話し方は、謹んで下さい。
距離感の演出で、敬語と、くだけた話し方を使い分けることは、ときに必要です。しかし、そのくだけた表現の中にも、配慮が必要です。
お客様への敬意は、決して忘れないで下さい。
言葉遣いに自信が無い人は、ゆっくり話して下さい。ゆっくり話せば、言葉を考えながら話せます。

ヘアセット
髪型による、顔面補正効果は絶大です!私独自の見解によると、2.5割増しです!
そして、盛ろうと思うなら・・
ロングヘアーです!繰り返します。ロングヘアーです!
男ウケは、古代から現代まで、一貫してロング!ショートカットは、美人と、デビューしたてのアイドルのみの特権です。
美人は、オールバックでも、何でも美人ですが、普通の人が顔面むき出しだと、大変なことになります!ノーヘルで、自転車を手放し運転するみたいなものです。
ヘアセットの力は偉大
某整形TV番組で、整形をした出演者が、お直し後、別人のように綺麗になって登場し、スタジオの人達が驚愕!という、お決まりの下りがありますが、あれはヘアセットが、かなり効いています。
髪型が、ペチャンコで冴えないならば、あのキラキラオーラは、出ないでしょう。
髪型は、顔のふち取りです。雰囲気作りには必須なのです。
あくまで、自分の顔に似合う髪型
大切なのは
- 自分の顔のタイプ
- 顔面偏差値
に合わせた髪型に、セットをすることです。高く盛れば良い、きつく巻けば良いというわけではありません。
私は、キャバクラに入ったばかりの頃、地味顔のくせに、当時流行っていたキャバ盛りの虜になりました。
お席に付く度に、、
と言われていました。
当然、カツラ感満載のキャストでは、全く売れませんでした・・。
自分でヘアセットが出来ない、そんな不器用な人は、
売れたきゃ、とにかくセットサロンに行くべし!
お金がかかる、面倒くさい、そんなことを思う人に、綺麗な人はいません。綺麗な人とは、綺麗にしている人のことです。

美人じゃなくても、指名は取れる
ここまで、ルックスについて、存分に語り尽くしましたが、実は、キャバクラ営業においては、ある程度綺麗であれば、やり方によっては、確実に指名が取れるのです。
私は先日、マツケンさんのブログ記事に載っていたこちらの画像を見て

引用:http://huuzoku55.com/tobita-mainstreet/
飲んでいたコーヒーを吹いてしまいました。
だって、自分がここに掘り込まれたら、確実に貴女の部類です。笑うしかないですよ。
しかしながら、実際に、この10人の芸能人が、同じキャバクラ店で働いたならば・・私が思うに、指○さんなら、他の方に負けないくらい、指名が取れると思うのです。
それは、なぜか・・。
キャバクラだからです!
応援してもらいやすい
あくまでテレビで見る芸能人としてのイメージですが、指○さんって、トークセンス抜群ですよね。自虐ネタをかまして、相手を立てて、懐に入り、気分良くさせるのが上手です。
ドラマや雑誌で、美しい外見を見るだけはないのです。キャバクラは接客業。
生きたコミュニケーションが、何より効いてきます。
そんな風にキャストを応援したくなるお客様は多くいます。
自分の存在価値を感じ、満たされるからです。
手に入りそうな距離感
そして、女性の想像以上に、男性というのは、フラれることを恐れています。
人は、リスクを回避します。男性が一番避けたいことは、プライドを傷つけられることです。男性は、プライドの生き物です。フラれたら、めちゃくちゃ傷付くのが、男性です。
よほど、自分に自信がある男性でない限り、断崖絶壁に咲く、とびきり美しい花より、傍に咲く、よく見りゃ綺麗な花を摘みます。
指○さんって、流石アイドルだけあって、可愛らしいし、スタイルは良いし、足なんか凄くキレイですよね。つまり、よく見りゃ綺麗。
そして、強豪の美人勢達よりは、手に入りそうです。
相手は、男性です。その希望をなくしては、定期的なキャバクラ通いは、成り立ちません。
それでも、やっぱり美人は強い

美人な上に『隙』という加点が付き、手に入りそう感、応援したくなる感が出てしまうと、大変なことになります!
例えば、北川○子さんが、気取らない性格で、ものすごい下ネタが面白いとか、綾瀬は○かさんが、凄い酒豪で、酔っぱらうと甘えて可愛いとか、石○さとみさんが、いつも同じドレスを着ているのは、親兄弟の面倒を見ている苦労人で、めちゃくちゃ性格が良いなどとあれば・・
鬼に金棒!金棒でボコボコにされます!!
しかし、挑んでみなければ分かりません。努力して、綺麗を手に入れ、美人とは、違う武器で挑みましょう。戦わずしては、勝てません!
美人でないことの利点
もし貴女が、他のキャストさんと比べ、自分のルックスが劣っていることに、お悩みなのであれば、私は貴女に、この理論を捧げたいと思います。
有名な女結婚詐欺師に、美人はほとんどいない
キャバ嬢が、詐欺師という意味ではありません!キャバクラとは、エンターテインメントです。フロアは劇場で、接客は演出です。
男性は美人を警戒します。自分には不釣り合いな相手だという、自信の無さから、騙されているのでは無いかと不安になり、避けてしまいます。
しかし不美人な相手に対しては、自分より下、もしくは、釣り合いがとれた相手だと認識し、おかしな嘘も、まさか自分を騙さないだろう・・と油断して、まんまと信じてしまうのです。
営業演出が効きやすい
美人から
「私はモテない」
「指名が全然無い」
などと言われても、説得力に欠けますよね。
あまりに美人だと、キャバクラ営業に必要な、リアリティの演出には、相当なテクニックが、必要になります。
その点、程よいルックスのキャストは、露骨な営業演出で無ければ、演出を受け入れてもらいやすいのです。
つまり要点を抑えた、正しい努力をすれば、美人でなくても指名は取れます。
キャバクラの仕事における、勝利って何ですか?誰よりも美人であることでしょうか?違いますよね。
ナンバーワンとは、誰よりも指名を取るキャストです!

まとめ(余談)
- 自分が美人でないなら、努力して、綺麗な人になれば良い。
- 綺麗とは、雰囲気。要点を抑え、自分を磨く。
- 綺麗になったら、美人には無い良さを生かし、指名を取る。
ちなみに、私すみれのルックスは・・・
見事に・・並です。
私は、美人ではありません。でも、綺麗だと言われていました。
それはなぜか・・
気合いです!!
毎日めちゃくちゃ努力して、綺麗にしていたからです!!
リアルな話ですが、キャバ嬢としての商品価値は、歳を重ねるごとに下がり、それに反して、ルックスの査定基準は上がっていきます。
私は、10歳以上離れた若いキャスト達とも、仕事をしていました。日々の努力無しでは、彼女達と同じ戦場で張り合えないのです。
救いの言葉
20代の頃、悩んでいた私を救ってくれた言葉があります。以前、お世話になった店長に、言われた言葉です。
当時の私は、何にも自信が無くて、コンプレックスだらけ。周りの光り輝く、売れっ子美人キャスト達の迫力に、圧倒されっぱなしでした。指名本数も、伸び悩んでいました。
やさぐれた私は、当時の店長にぼやきました。
(ΦωΦ)←すみれ20代:
「どうせ私は、いくら頑張っても、指名は取れないです。だって、みんな美人ばかりだし、私が敵うはず無いですよ。」
すると、店長は言いました・・・
店長:
「確かにすみれちゃんの顔は、10人が10人とも、美人だとは言う顔ではないよね~。でも、バイトのT君は、すみれちゃんが、この店で一番可愛いって、いつも言っているよ。
T君曰く、すみれちゃんは、その系統の顔の中では・・・
S級レベルらしいよ(笑)」
(ΦωΦ)←すみれ20代:
「え・・・、S級!?この私がS級!?」
人の好みは、千差万別
人それぞれに、好みがあります。だからこそ、個性は大切です。
世の中に、貴女の顔が好きな男性は必ずいます。それが少なかったとしても、自分を選んでくれたことに感謝し、その存在を大切にすれば、貴女は、その男性にとっての、オンリーワンになることが出来ます。
そもそも、キャバクラに採用された貴女は、選ばれた女性なのです。
