こんにちは、元キャバクラ店長のマツケンです。
じめじめした梅雨もあけて、世間ではそろそろ夏のボーナス商戦。
キャバ嬢も無関係ではなく、お客さんがもらったボーナスをいかに自分に使ってもらえるように仕向けるかどうかが、この時期に売り上げをあげる秘訣でしょう。
ただ、
こんな乱暴な言い方ではお客さんを幻滅させます。
お客さんの財布の紐を緩ませるには常に直球勝負で良いとは限りません。
今回は、夏のボーナスで売り上げをあげる為にキャバ嬢に教えたい営業術を紹介します。
ボーナス時期に効果的なタイプ別営業テクニック3選
ボーナス時期は、自分が抱えている指名客を3種類に分けて営業しましょう。
順番に説明します。
①普段あまりお店に来ないお客さん
ボーナス時期は普段あまり来ないお客さんにも連絡してみましょう。
普段あまりお店に来ない理由は、
- お金がない
- 他店で指名している本命キャバ嬢がいる
- 仕事が忙しい
だいたいこの3パターンです。
今年1回でもお店に来てくれたお客さんを対象に、
と、軽く連絡して返信があればお店に来てくれる可能性はあります。
日頃お店に通っていないお客さんは、“自分は営業するメリットのない客だと自覚している人“がほとんどです。
その為、キャバ嬢から営業をかけられ慣れていません。
連絡を送ってきたキャバ嬢に対して「こんな風に声をかけてくれたのはこの子だけだなぁ」と素直に喜んでくれます。
そもそも来店しない可能性の方が高いので、「どうせ営業だろ」と言われて縁が切れたとしても損失はあまりありません。
当たってくじけろの精神でサクサク連絡しましょう。
②普段あまりお金を使わないお客さん
それなりに来店する習慣はあるものの、普段あまりお金使わないお客さんには、
と、連絡してみましょう。
お客さんから返信があれば、
と、軽いテンションで来店を誘ってみてください。
「まあ今余裕があるしいいか」と来店につながりやすいです。
キープボトルがなくなっても、ボーナス時期なら負担を感じずに新しいお酒をおろしてくれます。
お客さんの来店や使う金額を毎月安定させるコツは、いかに負担を感じさせずに習慣化させられるかどうか。
高いものをねだると「金がかかる」と敬遠されやすいので、来店や同伴などハードルが低い行為からお願いしてみると良いですね。
普段よりもお金を使ってくれた時は、それがたとえ少額でもアフターなどに付き合うのも効果的です。
「もっと仲良くなれば…」を期待させましょう。
③頻繁に通ってお金を使ってくれているお客さん
普段からお金と時間の両方を使ってくれているお客さんに、ボーナスの時期だからとわざわざ来店を促すような連絡をするのはおススメできません。
自分から自主的にお金や時間を使うのは良くても、キャバ嬢から当てにされるのは冷める複雑な男心があるからです。
お客さんによっては、
と自分から言いだす可能性はあります。
そうやってお客さんが言い出してからならシャンパンなどをおねだりしてもOKです。
太客の場合は当たってくじけると売り上げに響くので、目先の売り上げに惑わされずにいつも通りの接客をいつも以上に心がけましょう。
お客さんがボーナスをもらっているかどうかそれとなく確認する方法
お客さんがボーナスをもらっているとは限らないのに、ボーナスの話を振るのは危険です。
とはいえ、本人に「今年はボーナスってもらったんですか?いくらもらえました?」とストレートに確認するのも品がありません。
お客さんがボーナスをもらっているかどうかそれとなく確認する方法を紹介します。
①「今年の夏はどこか旅行とか行きます?」と訊いてみる
夏に旅行へ行けるお客さんは、GWや盆・正月と世間的な休日にはお休みを貰える優良企業に勤めています。
そして、そういう福利厚生が手厚い会社はボーナスもしっかり支給している可能性大。
休日はあるけどお金に余裕がない場合、
こういうしみったれた返事が返ってくるはずです。
つまり、夏に旅行できる人は普段の給料もそれなりに貰ってます。
「旅行に行くよ」という返事が返ってきた時は、楽しく話せるように旅行の話をたくさんきいてあげて、「旅行にいったらまた感想聞かせてくださいね」と約束をとりつけておきましょう。
②お客さんからもらった名刺から会社情報を調べてボーナスの有無を確認する
名刺をくれたお客さんであれば使える方法です。
最近は色々な情報会社によって、会社情報が働いていなくても調べられるようになりました。
名刺をもらえなかったとしても、
と、最初のうちに質問を投げかけたりして会社がどの辺なのかチェックをいれておくと良いです。
社名がわかってもボーナスがあるかどうか判断が難しい場合は、来店した時の表情や飲み方・会話から調べてみましょう。
など質問したり、団体で飲みに来るお客さんなら前回キャバクラに行ったのはいつなのかを尋ねてみるのもありです。
いつもよりもペースが早い・ほかのお店に飲みに行ったいたなどの情報が得られた場合は羽振りが良い証拠です。
ぼーっとせずに観察力を磨きましょう。
ボーナスがでないお客さんに言ってはいけない台詞とは
こういう発言はお客さんのコンプレックスを刺激してしまいます。
何気ない世間話のつもりでも、お客さんの気分を害してまでする必要のある話題ではありません。
勝手にお客さんの気持ちを決めつけるような物言いになっているのもNG。
一見明るい「私もボーナスが欲しいなぁ」という発言も、ボーナスを貰っていないお客さんにするのは微妙です。
なぜなら、「俺がボーナスがないから彼女もボーナスがもらえないんだ…」と、プレッシャーに感じてしまうお客さんはいるから。
ボーナス支給がないと予想できるお客さんには、ボーナスの話題そのものを振るのは辞めましょう。
ボーナス時期にしてはいけない3つの営業
最後に、ボーナス時期にお客さんにしてはいけない営業にはどんなものがあるのでしょうか?
3つ紹介します。
①返信がないのに追撃
これは普段であっても良くない行動です。
LINEを送ってお客さんから返信がないからといって、送っているのか不安だからと追撃する方法は一気に自分の価値を下げてしまいます。
一度連絡したらあとは返事を返してくれるまでは待つのもお仕事です。
「ああ送ればよかったかも」と後悔を抱かないで済むように、送信前には何度も確認しておきましょう。
②留守電に伝言を残す
留守電に伝言を残す営業もかなりリスクが高い行動です。
「自分が既婚者」だと正直に打ち明ける人ばかりではありません。
結婚指輪が勤務中禁止な会社は多いですし、キャバクラでは指輪を外して独身気分で楽しんでいるお客さんも見かけます。
自称独身のお客さんへ留守電に伝言を残すと、奥さんにキャバクラ通いを内緒にしているお客さんだった場合、面倒ごとに発展しかねません。
電話の着歴が残っているのに折り返しの電話がないなら、どんなに留守電をいれてもそのお客さんが来店につながる可能性は低いでしょう。
③来店頻度が週5なのに営業LINEをしてしまう
ほとんどの出勤日に顔を出してくれるような超太いお客さんを抱えているキャバ嬢もいます。
そういうほぼ皆勤賞なお客さんに、ボーナスだからといって普段はしないような連絡をするのは危険です。
連絡したの行動がボーナス目当てだと思われたら負けです。
「焦ってる」と足元を見られないように、放っておいても自分からくるお客さんはそっとしておきましょう。
まとめ
今回は、夏のボーナスで売り上げをあげる為にキャバ嬢に教えたい営業術を紹介しました。
夏のボーナスの対策はめちゃくちゃ大変ですが、7月にしっかり営業をかけておけばその結果が2ヶ月、3ヶ月に結果となって現れます。
面倒ぐさがらずに、今回の記事を参考にして営業してみてはいかがでしょうか。